高市・自民党の圧勝は、「ネトウヨ(オルタナ右翼)」が
大挙して投票したからだ、というお話をしました。
「高市・自民党の歴史的勝利、その原因は...」
またこのような「目覚めた人たち」は、
既存の政治勢力を塗り替える程度に
数が増えていることも、お話しました。
なぜかかる驚異的かつ脅威的なレベルで
「ネトウヨ」が増えたのか、その要因についても
簡単に考察しておくことにします。
といっても、これも「ネトウヨ」や
「失なわれた30年」の問題について、
一通りの知識のあるかたには、
すでに見当がついていることだと思います。
中長期的な原因をいえば、インターネットが
普及したはじめのころからばらまかれ続けている、
排外・国粋主義的な言説です。
あからさまな差別やデマも多数含まれます。
人が「ネトウヨ」になるきっかけは、
ネットに散らばっている怪しげな言説を信じて、
「真実に目覚める」パターンが圧倒的に多いです。
(それ以外のパターンはほぼないように思います。)
「ネットでネトウヨ化する高齢層」
「ネットで影響力を持ったネトウヨ」
排外・国粋主義的なデマや差別的な言説が
ばらまかれることに対して、
じゅうぶんな対処をしてこなかったことの
「つけ」がまわってきたことになります。
ネットの初期は差別者が力を持っていて、
デマや差別的言説をばらまくことを
「言論の自由」で正当化してきました。
デマや差別に対して対処をおこたるどころか
積極的に対処に反対してきたのが、
インターネットの世界ということです。
かくしてネットでは「なにが事実か」ではなく、
「大勢が信じるか」が重視されることになります。
根拠のないデマでも劣情に訴えて、
大勢の「信者」を獲得すれば「勝ち」です。
こういう手合いがなぜ平然とデマを流すのか https://t.co/OoHYQFha1n 、ちょっとわかったかも。「事実かどうか」より、「大勢が信じるかどうか」が大事なのだろう / “CatNAさんのツイート: "歴史は歴史学者…” https://t.co/EGhS5WGx3B
— たんぽぽ (@pissenlit_10) March 22, 2017
2012年の安倍政権の誕生は、怪しげな情報を
ネットにばらまき続けた「ネトウヨ」たちの
「成果」だ、というかたもいます。
2026年2月の高市・自民党の圧勝は、
14年前をさらに上回る「成果」だと言えます。
比較的最近の現象についていえば、
外国人が日本国内で目立つようになった
ということがあるだろうと思います。
「目立つ外国人」は大きく2パターンあって、
「外国人観光客」と「外国人労働者」だと思います。
「外国人観光客」が増えたのは、
日本は「失なわれた30年」のあいだ
経済成長が鈍化し続けていることが大きいです。
国際的に見て日本が「安い」国になったので、
欧米の民主主義国だけでなく、
開発途上国の人たちにとっても
観光に来やすくなった、ということです。
「外国人労働者」が増えたのは、
こちらも「失なわれた30年」のあいだに、
とくに若年人口が減ったことが原因です。
ようは、日本社会はあちこちの分野で
人手が足りなくなったということです。
外国人に来てもらわないと、日本の産業や社会は
もはや成り立たない、ということです。
日本に来る外国人が増えたのは、
「失なわれた30年」によって経済力と
人口を失なったからだ、ということです。
(わかっているかたは「なにをいまさら」
というレベルの指摘だと思います。)
「失なわれた30年・保守と自民党の責任」
かかる前の世代から続く「歴史的失策」を
なんらかえりみることなく、
外国人に対して近視眼的な排斥を
することで解決しようとする人たちが
多くなったということです。
「少子化を避ける道をなくした」
「平成の歴史的失策・子どもの人口崩壊」
外国人を排斥しても、なんの解決にも
ならないどころか、事態はもっと深刻に
なることはいわずもがなです。
「真実に目覚めた」人たちは、
事態が深刻になると、「外国人が悪い」と
ますます確信するようになります。
そしてさらなる外国人の排斥で
解決をしようとすることになります。
自分の首が絞まると、さらに首を絞めることで
楽になろうとする、ということです。
このように見識がなく狭量ゆえに
自縄自縛的な思考に走るのは、
衰退を続ける国の「典型」だと言えます。

