神道政治連盟の集会で同性愛差別を
主張する冊子が配られたことに
ついてお話しています。
「神道政治連盟・反同性愛の冊子を配る」
そのTBSの報道で「当事者が反発」と
表記されていることを、問題視する意見がいます。
「当事者反発」って、TBSその言い方はないと思う。「当事者が反発」したのは事実かもしれないけど、この省略では「当事者だけが反発」のニュアンスが出る。当事者じゃない人だって反発してる(し、私には信じられないけど反発してない当事者もいる)。分断を呼ぶ省略 https://t.co/fTY9TWFLxC
— 緑の能町みね子️🌈 (@nmcmnc) June 30, 2022
「当事者反発」では「当事者だけが反発」
というニュアンスが出るから、
というのが、その問題視する理由です。
現実には、当事者でなくても
反発しているかたはいます。
当事者だけが反発しているかのような
表現のしかただと、当事者とそれ以外の人たちとの
あいだに分断をまねきかねないと、
最初のツイートでは懸念しています。
TBSにどんな意識や意図があって
「当事者反発」と表現したのかは、
実際のところはわからないです。
このような被差別マイノリティの問題が
あったとき、それは「当事者だけの問題」で、
「一般の人たち」である自分には関係ない
「他人ごと」という意識の人は、
それなりにいそうです。
悪いのは「差別する人たち」であって、
自分は差別しない「一般の人たち」だから
責任はないと思っている人も多そうです。
差別問題はその社会で暮らす
構成員全員に関係する問題であること、
ということまで認識している
「一般の人たち」は、残念ながら
あまり多くないのではないかと思います。
そしてかかる「一般の人たち」の
無関心が「差別する人たち」を
野放しにすることになり、
野放しされることて彼らはいつまでも
差別を続けられる現状がある、という認識も
とぼしいように思います。