2022年02月28日

不本意な結婚改姓をする人は多い

改姓を理由に結婚しなかったかたは、
1.6%しかいないと言う選択的夫婦別姓の
反対派(非共存派)です。

 


結婚改姓したくないかたが、
1.6%しかいないことはないでしょう。
もっとたくさんいると考えられます。

20-30代の首都圏勤務の女性を
対象にしたウートピのアンケートでは、
63%が夫婦別姓(非改姓結婚)を
希望すると回答しています。

「非改姓結婚希望が6割以上」

夫婦別姓が可能になったら、あなたは?


それにもかかわらず結婚改姓を
理由に結婚を断念したかたが
1.6%しかいないのは、それだけ多くのかたが
不本意な結婚改姓をしている
ということだろうと思います。

フランスの家族を研究しているかたによる
既婚女性を対象としたインタビュー
調査によると、改姓は面倒だったと
答えた女性は多いし、女性が改姓すると
決まっていることを疑問視したかたも
結構いるという結果でした。

「結婚改姓を喜ぶ女性はいないらしい」

改姓にあたっての感慨を尋ねたところ,
やはり多いのは「そういうものだと思った」
「特に 何とも思わなかった」というものであったが,
やはり当然のように女性が改姓しなければ
ならないことに疑問を感じていた人もいた.
そして非常に多かったのが
「改姓はとても面倒だった」という意見である.


最初のツイートの反対派(非共存派)は、
1.6%だから、結婚改姓を望まないかたは
ほとんどいないとでも
言いたいのかもしれないです。

そうではなく「見えない犠牲」が
たくさんあるということです。
「結婚改姓した=結婚改姓に不満が
なくなった」ではないことを、
理解する必要があるでしょう。



付記:

最初の選択的夫婦別姓の反対派
(非共存派)は、「1.6%だから
無視していいというわけではなく」とも
言っていて、批判を回避するべく
用心深い発言をしてはいます。

それでも1.6%という数字を
少数にすぎないという文脈で示すのですから、
選択的夫婦別姓に反対しやすく
するために、少数を強調している
ことは考えられます。


posted by たんぽぽ at 22:04
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