2022年01月08日

衆院選は反対派の勝利と言えない

1月4日エントリの続き。

ななさんを信用できないと言う
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)ですが、
やはり10月31日の衆院選を
「反対派の勝利」としているようです。

 

それなら、選択的夫婦別姓に反対だから
自民党に投票した人は、
どれだけいるのかと思います。


おそらくおおかたの自民党に
投票した人たちにとって、
選択的夫婦別姓は投票先を決めるほどの
重要課題ではないと思います。

選択的夫婦別姓に賛成しない
唯一の政党が自民党であり、その自民党が
選挙に勝ったから、有権者の多くは
選択的夫婦別姓に反対したと、
この反対派(非共存派)は
主張するのかもしれないです。

彼らが自民党に投票したのは
べつの政策課題で判断してのことでしょう。
選択的夫婦別姓のことは、
あまり顧慮されていないと思います。

ようはほかの理由で自民党が
選挙に勝ったのであって、
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)が
勝利したのではないということです。


自民党支持層でも選択的夫婦別姓に
賛成のほうが多いことは
調査で示すことができます。

2020年3-4月に行なわれた
朝日新聞と東京大学の谷口将紀研究室に
よる調査では、選択的夫婦別姓に
賛成の割合は、自民党の支持層でも
57%と過半数となっています。

「夫婦別姓と同性婚・自民支持層でも賛成増」



よって自民党に投票した人の大半が、
選択的夫婦別姓に反対だから
ということはないと思われます。

選択的夫婦別姓に賛成だけど、
ほかの政策課題を優先させて
自民党に投票した人も、
相当数いると考えられます。
posted by たんぽぽ at 22:21
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