選択的夫婦別姓は個人の選択の
問題だから認めて当然という理屈だと、
一夫多妻や近親婚も認めてよいことになると
言っている反対派(非共存派)の続きです。
この選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は、
優生学的な理由で近親婚に反対することは
おかしいと言っていたのでした。
それなら優生学的な理由のない
選択的夫婦別姓に反対することは
なおさらおかしいことになります。
この反対派(非共存派)が選択的夫婦別姓の
導入に「あまり賛同できない」理由は
なんなのかと、わたしははてなブックマーク
コメントでもお尋ねしました。
夫婦別姓に反対ではないが、個人の選択の問題でプライベートなことだから認めて当然、という主張にはあまり同意できない。その理屈だと、一夫多妻、近親婚なども個人の選択の問題と言えてしまう。 - serio のブックマーク / はてなブックマーク「医学上の問題がある」という理由で近親婚を否定するのは優生学では? 遺伝病を抱えていて、奇形の子どもが生まれる可能性が近親婚より高い人は結婚するなと?
2021/03/10 12:52
「医学上の問題がある」という理由で近親婚を否定するのは優生学では? 遺伝病を抱えていて、奇形の子どもが生まれる可能性が近親婚より高い人は結婚するなと? - serio のブックマーク / はてなブックマーク優生学的な理由で近親婚否定はおかしいと考えるのですね。それなら優生学的な理由のない選択的夫婦別姓に反対するのは、もっとおかしいです。選択的夫婦別姓にあなたが「あまり同意できない」理由はなんですか?
2021/03/11 09:46
そうしたら最初のブックマークコメントの
反対派(非共存派)は、「プライベートなこと
だから認めて当然」という主張に
反対しているだけだと言ってきました。
「医学上の問題がある」という理由で近親婚を否定するのは優生学では? 遺伝病を抱えていて、奇形の子どもが生まれる可能性が近親婚より高い人は結婚するなと? - serio のブックマーク / はてなブックマーク元ブコメにあるように私は夫婦別姓に反対ではない。夫婦別姓を「プライベートなことだから認めて当然」という主張に反対しているだけ。別姓も近親婚も多夫多妻も、結婚制度は社会制度であるから社会的合意が必要。
2021/03/11 10:51
最初と同じことを言うなら、
わたしから言うことも最初と同じです。
「「個人の選択」になる問題、ならない問題」
言えない。一夫多妻はジェンダー差別、近親婚は医学上の問題がある。夫婦別姓の選択肢を選ぶことに、差別や医学上の問題はありますか? / “夫婦別姓に反対ではないが、個人の選択の問題でプライベートなことだから認めて当然、という主張にはあまり同意できない。その理屈…” https://t.co/g0ftMIbBHo
— たんぽぽ (@pissenlit_10) March 10, 2021
その「プライベートなこと」が他者の権利の
侵害をともなうなら、プライベートなことでも
制限や禁止をする必要が出てきます。
選択的夫婦別姓は導入したところで、
他者の権利を侵害するわけではないです。
だれの権利の侵害もないなら、
プライベートなことである以上、
それを認めるのはなんら問題がないです。
「プライベートなことだから認めて当然」
という主張には、「そのプライベートなことは
他者の権利を侵害しない」という
前提があるということです。
最初の選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は、
「結婚制度は社会制度であるから
社会的合意が必要」とも言っています。
そうなると、選択的夫婦別姓の導入に
必要な「社会的合意」とは具体的に
どんなことか?という問題が出てきます。
どのような状況になれば選択的夫婦別姓の導入に、
社会は合意するのかということです。
その「社会的合意」は優生学的理由では
ないことはたしかだと思います。
選択的夫婦別姓に優生学的な問題が
ないことはあきらかです。
またこの反対派(非共存派)の場合、
優生学的な理由があっても、それを反対の理由に
することはおかしいという考えです。
よって優生学的理由は、社会が合意するか
しないかの基準にするのはおかしいと、
この反対派は考えているはずです。