2020年06月18日

気づかないで差別するのはだれか?

6月10日エントリの続き。

岡村隆史氏の発言を擁護する元風俗嬢の
「大和撫子」さんは、わたしのことを、
「風俗という職業を差別している」
などと非難もしています。

これはいったいどういうことでしょうか?
わたしはまったくいわれのない
非難を受けたと言わざるをえないです。

 


わたしがなにを主張してきたかと言えば、
望まないのに経済的事情で性産業に
従事せざるをえない女性のことです。

岡村隆史氏の「風俗嬢」発言は、
そのような風俗で働くことを望まない女性が
風俗で働くことも念頭にあります。
これは「大和撫子」さんも確認していることです。

「風俗を望まない女性の議論でよい」

望まないのに風俗で働かざるをえない
女性が出てくるのは深刻な問題です。
その深刻な問題を議論することは、
当然のことだと思われます。
それなのに「風俗という職業への差別だ」などと、
「大和撫子」は言うということです。


望まないのに性産業に従事せざるをえない
女性について議論することに、
実は大きな問題が含まれていると
「大和撫子」は言いたいのでしょうか?
それならその問題はなんなのかと思います。

望んで性産業に従事している女性が
存在することで、性産業を望まない女性が
性産業に従事せざるをえない状況を
正当化できると言うのでしょうか?

つまり「大和撫子」のような女性の存在は、
望まない女性にからだを売らせることの
「免罪符」になるのか?ということです。


本当にそう考えているなら、気づかないで
差別しているのは「大和撫子」になります。

性産業従事を望まない女性が
性産業に従事せざるをえない状況は、
あきらかに女性を性的搾取することが
まかり通っているということであり、
ジェンダー差別があるということです。

かかるジェンダー差別を「望んで性産業に
従事する女性の存在」によって、
正当化することになるからです。

望んで風俗で働く「大和撫子」のような
女性がいくら存在したところで、
望まない女性にからだを売らせることの
「免罪符」にはならないです。
posted by たんぽぽ at 22:18
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