2020年05月23日

未経験者を意識する「風俗嬢」発言

5月20日エントリの続き。

岡村隆史氏の「風俗嬢」発言は、
それまで風俗は未経験だったり、望まないのに
性産業に従事する女性があらわれることが、
意識されていることはたしかだと思います。

 
「岡村隆史、風俗を自粛「神様は乗り越えられない試練は作らない」」

リスナーからの「コロナの影響で、
今後しばらくは風俗に行けない?」とのメールに、
岡村は「今は辛抱。『神様は人間が乗り越えられない
試練は作らない』って言うてはりますから。
ここは絶対、乗り切れるはずなんです」とコメント。

さらに「コロナが収束したら、もう絶対面白いこと
あるんです」と希望を持っていうという。
それは「収束したら、なかなかのかわいい人が
短期間ですけれども、お嬢(風俗嬢)やります」と、
風俗店に美女が入店する可能性が高いと持論を披露。


岡村隆史氏は「コロナのせいで生活が
苦しくなった女性が風俗店に勤めに来る」
という趣旨のことを言っています。

コロナのせいで生活が苦しくなる女性は
日本の大多数の女性がそうだと言えます。
その中でかつて風俗嬢を経験したことがある人や、
望んで性産業に従事したことのある
(従事してもよいと思っている)人は、
全体の中では少数でしょう。

コロナで生活苦におちいる女性の大多数は
性産業に従事することは未経験だったり、
風俗嬢になることを望まないと考えられます。

そうなると、岡村隆史氏の発言は、
これまで性産業従事が未経験だったり、
風俗で勤めることを望んでいなかった女性が、
コロナを機会に風俗嬢になるかもと期待しての
発言と考えられることになります。


この推論は、女性の大部分は性産業に
従事することを望まないことが
前提になっているが、そんな前提はあるのか?
と言う人も、岡村隆史氏の発言を
擁護する人の中にはいるかもしれないです。

性産業でからだを売ることは、
女性が性衝動を起こす条件に強く反する、
それゆえ大半の女性は性産業に
従事したがらないと、ここでは言っておきます。

「性衝動の条件と性産業」

女性が配偶関係を結ぶのに必要となる生物学的条件
1. 自身が心身ともに健康であること(身体的条件)
2. 配偶相手の適応度が高いこと(配偶者選択権)
3. 配偶相手から自身に向けられる愛情が深く揺るぎないこと(愛情確認)

こちらはほぼAND条件、論理積。
1*1*0=0(拒絶)、1*1*1=1(受容)
性産業従事によるセックスは、
3.が期待できないことはあきらかです。
相手の男性はお金で関係を買っているだけですから、
そこに愛情などあるはずないからです。

性産業従事者に対してレイプもあるくらいで、
愛情とは対極的な暴力的なセックスも横行するくらいです。
そしてそのときかぎりの関係ですから、
継続的なサポートを受けることも
まったく期待できないです。

性産業従事の女性は、客であればだれでも
相手せねばならず、相手を選べないですから、
2.を満たさないこともあきらかです。
金で性を買う男性など、素業や性格の面でも
往々にして期待できないだろうと思います。

性産業に従事する女性は、実は1.も満たさないことが多いです。
性交渉を繰り返し行なうことにより、
望まない妊娠をしたり性感染症に
罹患するリスクが高くなります。


岡村隆史氏は「3ヶ月の期間限定で、
客がそれまで知らなかった子が風俗店で
働いている」という趣旨のことを言っています。

これは性産業に従事することを望まず、
これまで風俗嬢を経験したことのない女性が、
コロナの機会だけ風俗嬢をやっている」ということを
意識してのものだと考えられます。

岡村は「短期間でお金を稼がないと苦しいですから。
3カ月の間、集中的にかわいい子がそういうところで
パッと働いてパッとやめます」と予測。
そのため「『え? こんな子入ってた?』
っていう子たちが絶対入ってきますから。

かつて風俗嬢を経験した女性でも、
コロナの機会に期間限定で風俗嬢に
なることもあるし、またそのような女性は
客が知らないこともあると、岡村隆史を擁護する人は
反論するかもしれないです。

それでも風俗嬢の経験者と、
未経験者もしくは性産業従事を望まない人との
割合を考えれば、岡村隆史氏の発言に
該当する風俗嬢は、性産業従事を望まない
未経験者が多いと考えられます。
posted by たんぽぽ at 22:40
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