2020年01月14日

上意下達の権威主義的精神構造

前のエントリの続き。

「民俗学」を持ち出す選択的夫婦別姓の
反対派「東一」
は、「日本では夫婦同姓が原則」と
自信たっぷりに断言しています。

 

その「原則」が現実に合わなくて
おかしいから、変えようというお話です。
それなのに「原則はこうなっている」では、
回答にならないというものです。

「こう決まっているからこうなんだ」と、
あたまから決めてかかるという
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)に
ありがちな思考構造を、「東一」もまた
していることになります。


このような「おかみが決めたことに
従うだけ」の上意下達の権威主義は、
ネトウヨには(好ましくないですが)
ふさわしいのかもしれないです。

「東一」は立憲民主党のパートナーズに
所属しているのですから、もっと合理的な精神と
思考を示していただきたいものです。



もう少し具体的に言うと、法律も人間が
生活するためのツールなので、
人間の都合に合わなくなったら、
合うように変えていくというあたり前のことを
理解しろということです。


選択的夫婦別姓の推進派に反論したいなら、
なぜ不都合があるにもかかわらず、
夫婦同姓の強制を維持することがよいのか、
根拠をあげて示す必要が「東一」にはあります。

実際に「東一」があげた「根拠」は
「日本の夫婦同姓は民俗学でいう慣習」を始め、
どれも根拠薄弱なものばかりです。
現在起きている不都合にもかかわらず
夫婦同姓の強制を維持してよい
理由にはまったくならないです。



付記:

「日本では夫婦同姓が原則」という
「東一」の認識自体についても、
反論する余地はあると思います。

国際結婚は日本でも夫婦別姓が原則といったことは、
1月7日エントリでお話しています。

「日本でも夫婦別姓が原則の国際結婚」
posted by たんぽぽ at 23:49
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