2019年11月27日

多様性をならず者の砦にするな

選択的夫婦別姓を多様性の例に挙げた
玉木雄一郎を「センスがない」とdisった
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)に、
わたしはツイッターで反論しました。

選択的夫婦別姓は「多様性」の典型で、
家族・ジェンダー問題に注目するのは
とてもセンスのあることだという、
11月26日エントリと同じ趣旨のことです。

 

そうしたらこの反対派(非共存派)は、
「多様性の観点から自分の意見を尊重しろ」
などと開き直ったようなことを言ってきました。

さらにこの反対派は、自分の意見に反論することを
「思想良心の自由に反するから多様性と
逆の考えかただ」とも言っています。



「多様性の尊重=異なる意見を批判しない」ではないです。
異なる意見がおかしければそれは批判する
必要のあることだし、批判したところで
多様性を尊重しないことにはならないです。

「思想良心の自由=批判されない自由」でもないです。
よってこの反対派の意見を批判したところで、
思想良心の自由を認めないことにはならないし、
多様性と逆の考えでもないです。


批判されて都合が悪くなると、
多様性や思想の自由を盾にとって
自分への批判を封じようとする人はよくいます。

「とんでも」意見やデマ、差別的言説、
根拠のない教条的決めつけをする人ほど、
このやりかたを使う傾向が強いと思います。
彼らの主張は事実や根拠をもって
実証できないので、批判されても反論ができず、
批判者をだまらせる以外に方法がないからです。

最初のツイートの選択的夫婦別姓の
反対派(非共存派)のような人がいるから
「多様性はならずものの最後のとりで」、
「思想の自由はならずものの最後のとりで」と
言われることになるのでしょう。
posted by たんぽぽ at 22:49
"多様性をならず者の砦にするな"へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]