2018年09月29日

西部邁に対する評価に失笑した

選択的夫婦別姓の反対派だった西部邁氏が
今年の始めになくなりましたが、その訃報に寄せて、
西部邁氏について簡単に触れているエントリがありました。

西部邁Xウーマン村本の対談~村本「人を殺さずに国を守りたい」西部と語る「政治の理想と現実」」

以下のように、とても評価していらっしゃります。

 
西部氏のことは「朝ナマ」で知ったのだが。
その後、MXの「ゼミナール」などで見解を聞く機会があった。
基本的な政治思想は合わないが、もともとは学生運動の
闘士だったこともあり、見識が広く、左派的な立場からも
ものを見ることができて、社会観などは共通する部分もあったし。

mewが言うのも何だが、本当に頭のいい、きちんと筋道を立てて
わかりやすく話ができる人だという印象がある。
ご冥福をお祈りしたい。


西部邁氏と言えば、選択的夫婦別姓の反対論のうち
「さなぎから蝶」発言が、わたしには強烈すぎです。

「評論家の西部邁死去・入水自殺?」
「恐妻家の反対論?」
男の姓にもとづいて婚姻を取り結ぶ場合でいうと、
女はおのれの姓の捨てることを通じて、男との共同生活のなかで、
自分が蛹(さなぎ)から蝶に変態することを願う。

「女性はみんな結婚したら改姓して夫の名字を
名乗りたがっている」と信じているのもすさまじいです。
「女は結婚改姓するべきだ」という「理由づけ」で
ジェンダー差別を隠そうとしないのもすさまじいです。

気持ち悪いと思っているかたも、とくに選択的夫婦別姓を
望んでいるかたの中には、多いのではないかと思います。

「「女は己の姓を捨て去ることで蛹から蝶になる事を望んでいる」」



西部邁氏の選択的夫婦別姓に対する反対論なんて、
女房の尻にしかれた男が外で愚痴っているという程度の
内容だと思います(本当にそうなのではないか思います)。
そんな人のことを「本当に頭のいい、きちんと筋道を
立ててわかりやすく話ができる」なんて言われると、
わたしは(まことに失礼ながら)失笑してしまいます。

西部邁氏に関しては、わたしは選択的夫婦別姓の反対論を
展開していることくらいしか知らないです。
ほかの業績を見れば、評価は少し変わるかもしれないです。
posted by たんぽぽ at 06:51
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