引き下げが決まったのは、戦わなかった野党に責任がある、
という主旨のことを言っています。
生活保護の引き下げが決まっちゃったみたいなんですが、野党は戦わなかったんですかね。生活保護費は基本的に全部が消費に回るから、経済効果あるでしょう。国の投資効率としては非常にいいと思うんですよね。引き下げは愚策に思うのですが
— kikumaco(7/16ベアーズ8/10中野 (@kikumaco) 2018年4月1日
(はてなブックマーク)
生活保護の切り下げが、貧困対策はもちろん
経済合理性にも反するので、弁護のしようがなかったのでしょう。
それでも自民党・安倍政権を批判したくないので、
菊池誠氏は「阻止できなかった野党が悪い」と言って、
野党のせいにすることにしたものと思います。
こんな「理屈」がまかり通るなら、自民党・安倍政権は
どんな失政をしても、「戦わなかった野党が悪い」ことに
することで、責任を野党に転嫁できると思います。
菊池誠氏はアベノミクスは雇用を増やしたと言って、
評価していますし、自民党・安倍政権が成果を出したら
「自民党・安倍政権の功績」とするものと思います。
今後は自民党・安倍政権が失政をするたびに
「阻止できない野党の責任」にするのでしょうか?
そうなったら「コインを投げて表が出たらぼくの勝ち、
裏が出たらきみの負け」です。
付記1:
「戦わない野党」が不満なら、菊池誠氏はご自分が
自民党・安倍政権に意見すればいいと思います。
菊池誠氏はアベノミクスを評価しているので、
現在の野党より安倍政権に立場が近いと思います。
政権がおかしな方向に行くので軌道修正する
というのは、立場の近い人の役目だろうと思います。
そして立場の近い人からの意見のほうが、
聞いてもらいやすいことも多いでしょう。
付記2:
菊池誠氏は昨年の12月に、生活保護の受給額の
引き下げが予定されることになったとき、
「だれが考えたんだか」と、お茶を濁していました。
このときも自民党・安倍政権を批判したくないので、
「考えた人」のことを言えなかったのでしょう。
「生活保護削減「誰が考えたんだか」?」
生活保護費が高いのではなくて、低所得層の所得が低すぎるのが問題なわけで、生活保護を切り下げるのは逆行だわね。誰が考えたんだか
— kikumaco(7/16ベアーズ8/10中野 (@kikumaco) 2017年12月11日