2018年05月26日

日本は年金が充実していない

5月24日エントリ5月25日エントリの続き。

現在の日本社会で女性が主体的に生きられると
思っているこのかたは、「日本は年金が充実している」という、
とても衝撃的なことを言っています。

日本は少子高齢化によって年金が破綻すると
言われるようになって、だいぶ経っていると思います。
それこそ「どこの日本のお話かわからない」です。

 


現状では年齢層が若いほど、年金のために支払う額が大きく、
受け取る額が少なくなり、差し引きは大幅なマイナスとなります。
日本の年金は未来がないことはあきらかです。



2016年11月に、年金の支給額を2021年度から
減額する法案が、衆議院で可決しました。
具体的には、現役世代の賃金の低下に応じて、
年金の支給を減額できるようにするというものです。

「年金改革法案 衆院厚労委で可決 賃金に合わせ減額」
「年金安定へ支給抑制 改革法案が衆院通過」

年金支給額改定の新ルール

これは少子高齢化によって、受給世代の人数が増える一方、
現役世代の人数が減ったり、賃金水準が下がったりで、
社会の年金に対する負担が大きくなっているからです。
それゆえこうでもしないと、現役世代の将来の年金を
確保することが難しいと考えられるからです。
日本の年金はやせ細り続けているということです。


年金を受け取り始めることができる年齢を
引き上げる議論も、よくなされていると思います。
今年の2月に閣議決定した「高齢社会対策大綱」では、
70歳になってからも年金を受け取り始めるかどうかを
選べるようにすることを検討しています。

「年金、「70歳超開始も選択可」検討へ 大綱を閣議決定」

これは受け取るかどうかを本人が決められるので、
比較的問題は少ないだろうと思います。
それでも今後の財政状況によっては、
年金を受け取る場合の条件が厳しくなったり、
受給開始年齢がさらに高くなる可能性もあるでしょう。


日本の年金は現時点ではじゅうぶんな額が
支給されているかというと、そうではないです。
すでに「充実している」とは言えない状況であり、
ここからさらに年金の受給額を減らさないと
財政がもたなくなっているということです。

高齢層の医療費負担が増えることなどを合わせると、
年金受給世代の生活は、年金の減額という
直接的なもの以上に厳しいものになるでしょう。



「ナティクシス・グローバル・アセット・マネジメント」社による
「2017年世界年金受給者生活水準ランキング」によると、
日本の年金水準は、調査対象43カ国中22位です。
中程度ですから「充実している」とは言えないでしょう。

22位はすべての項目を合わせた総合順位です。
「退職後の経済状態」という項目にかぎると、
日本のランキングは圏外になります。
国際的に見ても、日本の年金は「充実している」
どころではなく、すでにやせ細っているということです。

「死ぬまで働く以外に道はないのか? 最底辺に墜ちた日本人の老後」

Top 25 countries in the 2017 GRI
posted by たんぽぽ at 21:20
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