民進党の代表選で、政権時代の失敗と向き合うことが
重視されているというお話です。
「民進党代表選 前原氏と枝野氏、反省強調 「昔の顔」対決」
記事に出ている表を見たところでは、
前原誠司、枝野幸男のどちらも、民主党政権の失敗と
よく向き合っていて、原因を把握していると思います。
前原誠司は「党のガバナンス」に関して
「党が常にバラバラだった。包容力、懐の深さが
私も含めて欠けていた」と述べていて、
自分も一員であることを、はっきり言っています。
このくらいはっきりと失敗を認めて反省の弁を述べることは、
なかなかないのではないかと思います。
(たいていは失敗して責任があることがあきらかでも、
だんまりを決め込むのが相場だと思います。)
反省会と称して「自民党が悪い、官僚が悪い、
小沢が悪い」と「人のせい」にばかりしていた、
2013年5月の「公開大反省会」のころとくらべたら、
だいぶ様子が変わったと思います。
ふたりとも「政権時代の失敗を知っている」ことを
強調していたことを、メインブログの8月26日エントリで
触れましたが、「よく知っている」ことはたしかなようです。
前原氏「失敗の痛みを知る人間が中核にいないと、
政権を取ってもまた同じ失敗を繰り返す」
枝野氏「リーダーのすぐそばで失敗や成功を一番多く見てきた。
その経験をした人間が中心を担わなければ次の政権は担当できない」