あのにせ科学批判のかたの東京都議選の分析です。
「2017年東京都議会選・あのにせ科学批判のかたの評価」
「2017年東京都議会選・あのにせ科学批判のかたの評価を見て思ったこと」
3つ目の特徴は、自民党が歴史的大敗を喫したことを、
マスコミのせいにしていることがあると思います。
ようするに「マスコミが世論誘導したから、
票が自民党から流れて、自民党が負けたんだ」ということです。
都議選が明らかにしたことは、マスメディアが誘導すれば極右政党が大勝できるということで、ここでまたマスメディアに「成功体験」をさせたのはまずかったね。都民ファーストが勝ったというのはどういう意味なのか、リベラルの人たちはよく考えないと。まあ、リベラルは不戦敗だけど
— 菊池誠(7/30ビッグアップル) (@kikumaco) 2017年7月3日
マスメディアに成功体験を与えちゃったからなー https://t.co/9uWjguMSKf
— 菊池誠(7/30ビッグアップル) (@kikumaco) 2017年7月2日
マスメディアが選挙結果を思い通りに動かせるのはまずいよなー
— 菊池誠(7/30ビッグアップル) (@kikumaco) 2017年7月2日
選挙で負けたのをマスコミのせいにするのは、
「だめな選挙総括」の典型ではないかと思います。
選挙で負けた側の「言いわけ」の「定番」だと思います。
あのにせ科学批判のかたも、ここまで落ちたかと思います。
マスコミの有権者に対する影響は大きいです。
選挙に関する情報の多くはマスコミから入るからです。
それゆえ「マスコミ」は都合悪い選挙結果に対する
責任転嫁の矛先にしやすいことになります。
よって「マスコミのせい」にすることは、
とりわけ「だめな選挙総括」になりやすいということです。
選挙で負けた以上、なぜ自分たちは負けたのか、
その原因と向き合い、適切な分析をする必要があります。
都合の悪いことを「人のせい」にしていると、
敗因と向き合わなくなるので、次の選挙で勝つための
みずからの改善をはからなくなるからです。
現実問題として、マスコミの報道が選挙結果に
影響を与えることは少なからずあります。
その場合でも、「自分たちはなぜマスコミに、
自分たちが有利になる報道をさせることが
できなかったのか」のように、「自分たちの責任」として
語らなければ、建設的な選挙総括にはならないです。
あのにせ科学批判のかたは、自民党の歴史的大敗が
よほどショックだったのか、それとも受け入れがたいのか、
マスコミについていろいろと奇妙な認識を披露しています。
自民党・安倍政権はマスコミに異様に攻撃されているという
被害妄想でもあるのではないかと思うくらいです。
マスメディアも自民党が負けさえすればあとはなんでもいいと考えているのだと思いますね
— 菊池誠(7/30ビッグアップル) (@kikumaco) 2017年7月3日
マスメディアは「自民党が負ければなんでもいい」と
考えているというのは、なにを根拠に言うのかと思います。
2009年の衆院選で、自民党を完膚なきまでに倒して
誕生した民主党政権を、マスコミはあまり歓迎しませんでした。
「鳩山政権は君子豹変せよ」と社説で書いたりして、
マニフェストを守らないことを望んだくらいです。
正統な政治改革を、マスコミはあまり喜ばないらしいです。
自民党政権を倒したあとに来るものは
「なんでもいい」とは思っていないとは言えるでしょう。
「 鳩山由紀夫に「君子豹変」を推奨した各紙社説を批判する毎日新聞社説に関するメモ」
「橋下を慰留するマスコミ」
「安倍政権は潰すべし」が信念ですね。あとは野となれ山となれ
— 菊池誠(7/30ビッグアップル) (@kikumaco) 2017年7月3日
マスコミにそんな「信念」があるとも思えないです。
マスコミに嫌われた政権が、マスコミの目のカタキに
されることはありますが、現在の安倍政権がそうした状況に
おちいっているとは思えないからです。
安倍晋三首相はマスコミ関係者たちを
高級レストランで接待したりしています。
こんな「買収」をされてもマスコミ関係者たちは悪びれる
様子はないようですし、むしろ安倍政権が続くことに
安住しているくらいではないかと思います。
「報道の自由度・また低下」
「安倍氏が著名なメディア関係者を食事に招待した回数は歴代首相を超え、就任後17カ月間ですでに36回に達している」 http://t.co/QizlyDFNRU 。メディア関係者もこんなだけど http://t.co/zWucX1CWY3 。買収されて悪びれない
— たんぽぽ (@pissenlit_10) 2014年11月15日
マスコミが「自民党が負ければなんでもいい」とか
「安倍政権を潰すのが信念」とか考えていると言うなら、
菊池誠氏はその根拠を示していただきたいものです。