ぜひご自分が改姓していただきたいと思いますよ。
夫婦別姓反対の男性は、とりあえず結婚したら奥さんの名字になって、クレカやパスポートなど数々の書類手続きで名義を変更し、すでに確立した社会的地位があっても社内の呼ばれ方を変えてもらってから、「夫婦同性が最高です!」と高らかに謳ってほしい。
— にゃんさん (@sadaice) 2015, 11月 13
「男は夫婦同姓がいい、女は改姓したくない」が
現実問題として、いちばん多いケースだと思います。
それゆえ男性が改姓して妻の名字になれば、
双方の希望がかなって解決のはずなのですよね。
ところがたいていの「夫婦同姓であるべき」という男性は、
この案になぜか納得しないことが多いのでした。
いったいなぜなのかと思うところです。
「改姓させたい男の子たち」
「夫婦同姓であるべき」という男性は、
夫婦同姓の「利便」として、家族のきずなや一体感や
子どものことを持ち出すことがあります。
それならなおさら自分が改姓して夫婦同姓になって、
家族のきずなその他を守ってもらいたいものです。
「重要だ」と強調していた家族のきずなその他は、
自分から改姓してでも守りたいほどでは
なかったということなのでしょうか?
家族のきずなその他はじつはたいしたものではなかった、
ということになりそうです。
「夫婦同姓であるべき」という選択的夫婦別姓に
反対の男性は、自分の非改姓権は自明として、
結婚相手の女性に非改姓権を認めるかどうかの問題だと
思い込んでいるということだと思います。
「同姓派男性の自分の問題」
「同姓派男性の自分の問題(2)」
さらに自分の結婚相手の女性に改姓させる
「既得権」があると思っていて、
その「既得権」の主張のために「夫婦同姓であるべき」と
言っているということなのでしょう。
(家族のきずなその他なんて、じつは既得権のためだ、
ということを隠すための方便だろうと思いますよ。)
ちょっと用心深い男性なら、「ならあなたが改姓すればいい」と
言われる可能性も顧慮するのかもしれないです。
夫婦別姓問題についてほとんど考えたことがない男性であれば、
案外こんなものなのかもしれないです。
付記:
最初のツイートでは「夫婦同姓が最高」と書くところが、
変換ミスで「夫婦同性が最高」となっていて、
「さらにリベラル」なんて言われていたりします。
@sadaice @chihiroparis どうでもいいのだが、肝心なところでの「夫婦同性」というタイポによって、さらに主張がリベラルになっていることに気づいた
— mojin (@mojin) 2015, 11月 13