読者からの意見を集めた記事をご紹介したのでした。
「夫婦別姓どう思いますか? 読者のご意見紹介」
じつはここにも、メインブログの4月26日エントリでご紹介した
朝日新聞の記事でインタビューを受けたかたと、
4月23日エントリでご紹介した、夫婦別姓で離婚が減るという
考察のエントリを書いたかたの投書が載っていたのでした。
■「家族バラバラ」は杞憂
私は結婚して戸籍上は妻の名字に変えたが、ふだん旧姓を名乗っている。
小学生の子どもたちは両親の名字が違うことを理解している。
病院で私が戸籍名で呼ばれると「パパは○○なのに、
病院の人が間違ってる」と笑う。「家族がバラバラになる」
「子どもに悪影響」といった別姓反対の意見は妄想に過ぎない。
名字が違うことが家族の結束に100%無関係ということは、経験上知っていた。
社会に出るまで同居していた祖母の名字が、家族の中で1人だけ違っていた。
でも私は疑問に思わなかった。子どもは素直に「そんなもの」と理解するからだ。
大人が「夫婦別姓はよくない」と教えない限り、
子どもが否定的な感情を持つことはありえない。
世界には別姓夫婦が数え切れないほどいる。その全ての家族がバラバラなのか。
それを思うと、いかに杞憂(きゆう)であるかが理解できるのではないか。
香川県
矢野洋介 プロブロガー 38歳
ご本人が新聞に載ったことを、ブログで書いていて、
それを見て、あらためて確認して気がついたしだいです。
「夫婦別姓を実行してブログに好き勝手書いてたら新聞に載った話」
(はてなブックマーク)
朝日新聞の「読者のご意見紹介」の記事は見ていたし、
とうぜんこの投書も読んで、名前も見ていたのでした。
わたしは完全に失念していて、ぜんぜん気がつかなかったのでした。
いや、じつにお恥ずかしいお話です。
別姓夫婦の子どもの体験談もいくつも出てきていますが、
ふつうにしていれば父母や親子、きょうだいで
名字が異なることに、違和感を持つことはないですね。
産まれたときからそのような状況にいるので、
「そういうもの」と思うということです。
「選択的夫婦別姓のまとめ(6)」
「反対派の精神構造と思考構造 子どもがかわいそう?」
「別姓夫婦の子どもたち」
「夫婦別姓・未来予想図」
「朝日の投書」
夫婦別姓に対して、子どもがネガティブな感情を持つとしたら、
それはもっぱらおとなたちに吹き込まれたことによります。
「夫婦別姓だと子どもがー」という人たちは、
自分の夫婦別姓に対する偏見を、自分が仮想する子どもに
投影させているのだと思います。