2014年07月19日

地方から女性が消える

メインブログの5月17日エントリで、20-30代の若い女性が
地方からいなくなるという、「日本創成会議」の調査を紹介したのでした。

「地方から女性が消える」

「日本創成会議・人口減少問題検討分科会 提言
「ストップ少子化・地方元気戦略」記者会見」


原因は地方から都市部へ人口が流れて行くことによるもので、
1. 地方はジェンダーのカチカンが因習的で女性に暮らしにくい
2. 地方は女性の就職先がすくない
のふたつを原因として挙げたのでした。
わたしはあくまで主体を若年女性と考え、若い女性にとっての暮らしやすさ、
という観点から、この人口流出問題についてお話したのでした。



ここで「若年女性が減少する」とメディアなどが書いているのを見て、
例によってある種の不信感や警戒心を持ったり、
嫌な予感がしたかたもたくさんいるのではないかと思います。

その不信感について書いたのが、つぎの記事になるでしょう。
これは「日本創成会議」がウェブサイトで発表した
「ストップ少子化・地方元気戦略」という資料の、批判的な検討をしています。
その批判については、エントリを見ていただくとよいでしょう。

「第4回 「少子化対策」というと「若年女性」に突如関心 」

問題の「嫌な予感」は最後のところですよ。
「若年女性の数」にクローズアップすることで、
若い女性を子どもを産む「種」として見るのではないかとか、
子どもの「種」の数の心配になるのではないか、という懸念ですね。

「ストップ少子化・地方元気戦略」では細々と課題をあげているのに、
報道では、どこの自治体で20〜39歳の女性が半減するかという
数字ばかりがクローズアップ。女性という「孵卵器」の数が
少なくなる少なくなる!と煽られている気すらした。
女性は「孵卵器」ではない。数だけ云々してもはじまらない。
女性も男性も子産み・子育ての選択が尊重されるのが、基本のき、だ。


現在「女性活用」とさかんに言っている人たちは、
経済のために女性を使いたいと思っていそうな人たちです。
そして女性の権利にはたいして理解がなかった実績のある人たちです。
過去に理解がないことを実際にしめしましたし、
いまも理解のないことをあらわにする人が、周辺にたくさんいます。

もとの資料が女性を主体にした考察をしていたとしても、
そういう人たちが資料を見れば、女性を子どもを産む「種」扱い
という見かたに転化させるのではないかという
不信感を持つのは、ごもっともなことだと思います。

単に「女性」ではなく「若年女性」なので、よけいに「種」扱いの
感が強くなって、性的な気持ち悪ささえ感じるかたもいると思います。

https://twitter.com/2012sta/status/465799625211801601
少し前にあった「2040年推計、896自治体で若年女性半減」というニュース。
これって「若いマ●コが!産む機械が!減っちゃう!」というのが露
骨にダダ漏れなキモい記事だと思った。
この国ではこうやって、いたるところで不意打ちで
「性的に気持ち悪い思い」を味わわされるのでうんざりする。


関連エントリ:

「地方から女性が消える」

posted by たんぽぽ at 23:11
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