こないだ「女性手帳」で物議をかもした「少子化危機突破タスクフォース」が、
今度は「婚活イベント」に対して、国(内閣府)から
資金援助をすることを検討し始めましたよ。
「「婚活イベント」国が支援…来年度、基金創設へ」
(はてなブックマーク)
メインブログの3月28日エントリでご紹介したように、
このタスクフォースには、「自治体の「婚活」事業への補助」というのが
計画にありますから、今度はそれを実行に移そうということですね。
「経済効果は年間約1400億円」という波及効果につられて
内閣府はてこ入れするというのですが、わたしに言わせれば、
なにをくだらないことをするのだかと思いますよ。
よく言われているように、若い世代の人たちが結婚しないのは、
非正規雇用にしかなれず雇用が不安定とか、賃金がすくないとかで、
生活が不安定なことが大きな原因です。
出会いの機会がないから結婚しないのではないのですよね。
したがって、婚活イベントにせっせと補助金を出して
出会いの機会を作っても、効果はたいしたことないと思います。
このタスクフォースは、こないだの女性手帳もそうですが、
本来、政治や社会に原因があることにもかかわらず、
個人の責任と考えるのが基本姿勢なのだろうと思います。
それゆえこのように根本からずれた発想をするのだと思います。
はてなブックマークはたくさんついて、もちろん批判コメントが多いです。
それでも女性手帳よりは、個人のライフスタイルへの介入の
度合いがすくないせいか、それほど批判は広がらないようです。
2013年10月10日
婚活イベントに国が財政支援
posted by たんぽぽ at 07:36
"婚活イベントに国が財政支援"へのコメント
コメントを書く