2013年10月10日

婚活イベントに国が財政支援

こないだ「女性手帳」で物議をかもした「少子化危機突破タスクフォース」が、
今度は「婚活イベント」に対して、国(内閣府)から
資金援助をすることを検討し始めましたよ。

「「婚活イベント」国が支援…来年度、基金創設へ」
(はてなブックマーク)



メインブログの3月28日エントリでご紹介したように、
このタスクフォースには、「自治体の「婚活」事業への補助」というのが
計画にありますから、今度はそれを実行に移そうということですね。

「経済効果は年間約1400億円」という波及効果につられて
内閣府はてこ入れするというのですが、わたしに言わせれば、
なにをくだらないことをするのだかと思いますよ。


よく言われているように、若い世代の人たちが結婚しないのは、
非正規雇用にしかなれず雇用が不安定とか、賃金がすくないとかで、
生活が不安定なことが大きな原因です。
出会いの機会がないから結婚しないのではないのですよね。
したがって、婚活イベントにせっせと補助金を出して
出会いの機会を作っても、効果はたいしたことないと思います。

このタスクフォースは、こないだの女性手帳もそうですが、
本来、政治や社会に原因があることにもかかわらず、
個人の責任と考えるのが基本姿勢なのだろうと思います。
それゆえこのように根本からずれた発想をするのだと思います。

はてなブックマークはたくさんついて、もちろん批判コメントが多いです。
それでも女性手帳よりは、個人のライフスタイルへの介入の
度合いがすくないせいか、それほど批判は広がらないようです。

posted by たんぽぽ at 07:36
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