2013年03月25日

女子柔道の表面的な信頼

女子柔道の暴力事件が話題になりましたが、
暴力にあっていた選手たちは、園田隆二監督に対して、
信頼している様子を表面的に取り繕っていたことが、
あきらかになったのでした。

「【柔道】園田監督との信頼関係「全部演技だった」」


 
選手たちは、園田監督の顔を見るだけで吐き気を
もよおすくらいの恐怖感に襲われるのにもかかわらず、
はた目には仲がよさそうなそぶりを演じていたのでした。
ロンドン五輪までの4年間、選手はメッセージカードを渡したり、
「園田組」というTシャツを作ったりと、はた目には仲がよさそうに見えたが、
「選手が園田さんに気を使って、完璧な信頼関係を作っているかのように演じていた。
全部演技だった」とJOCの藤原庸介理事は明かした。

いつ、何が飛んでくるか分からない。突然、目が据わり、怒りで我を忘れる。
「選手は園田監督を心の底から恐れていた」と藤原理事。
顔を見るだけで吐き気をもよおす選手もいた。

記事では「衝撃の告白」と書いているのですが、
わたしに言わせれば、それほど意外でもないだろうと思います。
暴力や恐怖で他人を従わせる人は、「こんなもの」だと思うからです。
従わされる側は、恐怖政治から自衛する必要があります。
そうなると表向き信頼を装うのがいちばん確実になります。


園田監督や強化委員長は、選手たちが信頼を装っていることに
なんとぜんぜん気づかず、本心から信頼されていると思っていたようです。
一方、園田監督も吉村和郎前強化委員長も、
信頼関係にみじんも疑いをもっていなかったという。

これもびっくりする人がいるかもしれないです。
表面的に装った信頼など長く続けていれば、
いくらなんでも、いずれ気がつくのではないかと考えると思います。

わたしに言わせれば、こういうこともありえると思います。
暴力や恐怖で他人を従わせる人だから、
取り繕った信頼に気がつかないわけです。
あるいは、取り繕った信頼に気がつかない人だから、
暴力や恐怖の支配がうまくいくと思うのでしょう。


付記:
「園田監督を勘違いさせた私たちが悪かった」と言っている
選手もいるのですが、あまり自分を責める必要は
ないのではないかと、わたしは思います。


関連エントリ:
「女子柔道の暴力事件」
「女子柔道の暴力事件(2)」
「女子柔道の暴力事件(3)」
posted by たんぽぽ at 23:41
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