2013年03月01日

当事者の意見を重視する

選択別姓の導入は、現実に困っている当事者の意見だけ
聞いて行なうべきだ、という意見があります。
これは、まったくもってその通りだ、いい加減そうしてくれと
同意なさるかたも、たくさんいらっしゃるだろうと思います。

 


利害の関係ない人たちは、問題がよくわからない人も多いでしょうから、
そんな意見を聞くほうが、そもそも不自然と言えます。
選択別姓は、当事者以外の人たちの権利を侵害しないですから、
彼らを無視してもなんら差し支えないことです。
よって、現実に困っている人たちが直面する問題点を、
具体的に解決することだけ考えればよいことになるでしょう。

一般に少数派の権利は多数決をすると、かえって認められなくなりがちです。
その観点からも、問題のわかっていない一般の人たちの
意見など取り上げず、当事者の意見だけ注目するべきでしょう。
女子差別撤廃委員(CEDAW)からも、世論調査を言いわけにせず
条約との整合性を考えて、民法改正をしろと言われています。


言うまでもないことですが、ここで言う「当事者」というのは、
結婚改姓を迫られる現実に直面する人たちです。
より具体的には、結婚適齢期である20-30代の女性が多くなるでしょう。

前のエントリでお話したような、自分の妻や結婚相手が
改姓したくないと言い出すことを懸念する「同姓派男性」は、
彼らがいくら「自分の問題」と思っても、当事者ではないですよ。
彼らは差別的な既得権を維持したいのであって、
権利を侵害されて困っているのではないからです。

そのような既得権は、むしろなくすほうが好ましいことです。
彼ら「同姓派男性」の意見は、少数派の権利の尊重という観点から、
かえって積極的に無視したほうがよいくらいです。
posted by たんぽぽ at 22:25
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