12月31日エントリで、選択的夫婦別姓の実現を
あきらめないけれど、政治には期待するか?
というお話をしました。
「実現はあきらめないけれど政治に期待する?」
実現をあきらめないことと、
政治に期待するかしないかは、
わけて考える問題ということです。
こちらでは予告通り、わたしの見解を
お話したいと思います。
(坂本洋子さんがどう思っているかは、
わたしにはわからないです。)
わたしに言わせれば、「政治には期待できない」です。
現状を見るかぎり、選択的夫婦別姓の
実現が政治に期待できる状況には、
とうぶんならないと思います。
政権与党の自民党に、がんめいきわまりない
反対派(非共存派)議員がたくさんいます。
彼らがいるかぎり、選択的夫婦別姓法案は
自民党では握りつぶされるでしょう。
2024年10月の衆院選以降、自民党は
過半数割れして、党内議論では選択的夫婦別姓を
にぎりつぶせない状況になりました。
それでも反対派(非共存派)がいるせいで
自民党は意見集約ができず、
「なにもできない」で終わっています。
ほかの政党も信用できないところばかりです。
維新と国民民主は、もともとは
選択的夫婦別姓に賛成していました。
ところが2024年10月の衆院選で、
選択的夫婦別姓法案の審議がなされると、
これら両党は反対派(非共存派)に
あゆみよって行きました。
公明党は2025年10月まで、
自民党と連立を組んで政権に入っていました。
こちらも自民党の顔色をうかがって、
選択的夫婦別姓に関しては
「なにもしない」という従来通りの
スタンスをつらぬきました。
さらに保守党、参政党という
選択的夫婦別姓に反対を堂々と公約する政党が
大きく議席をのばしています。
現時点で、選択的夫婦別姓に関して
信用できそうな政党は立憲民主党くらいです。
その立憲民主党が、衆参両院で単独過半数を
とることは、とうぶんありえないでしょう。
それどころか、立憲民主党が、
選択的夫婦別姓法案を可決できるだけの
議席を得るだけでも、むずかしいと思います。
選択的夫婦別姓に賛成を公約している
ほかの政党、共産党、れいわ、
社民党はどれも勢力が小さいです。
選択的夫婦別姓に賛成する勢力が、
国会で優勢になることは、とうぶんないと
考えたほうがよいでしょう。
選択的夫婦別姓が実現するかどうかは、
世論全体における賛成の多寡よりも、
国会内での賛成、反対の勢力が
どうなっているかによるところが大きいです。
現状の勢力が大きく変化する政治状況は
おそらくないと予想されます。
選択的夫婦別姓に反対する勢力が国会で
優勢な状況は、まだまだ続くことになりそうです。
日本の政治は依然として「うちの嫁が
生来の苗字に復姓したら嫌だ」という
男性の自己中心的な利益を重視し、
そちらを見ている、ということです。
妻が復姓するのが嫌な自己中心的な男性は、
世論全体の中ではすでに少数だと思われます。
それでも彼らはいまもって、
選択的夫婦別姓に賛成する世論の多数派を
差し置いて、政治に強い影響を
およぼしているということです。


彼らに迎合する政治勢力、
彼らはまだまだ消えそうにないのが残念です。