2025年10月10日

女性ばかり改姓させられる明白な現実

10月5日エントリの続き。

「男が苗字を変えてもいい」と絡んできた
反対派(非共存派)のツイートの続き。

 
この反対派(非共存派)は「女性だけが
改姓させられていることはない」と言っています。



厚生労働省の人口動態統計によると
2023年の時点で、婚姻全体の95%の
ケースにおいて、女性が改姓しています。
「女性ばかりが改姓している」のが
現実と言わざるをえないです。

「ほとんど増えない妻の苗字を選ぶ結婚」



男性が改姓するケースは2000年ごろから
25000件前後で推移していて、
現在にいたるまで大きな変化はないです。

男性が改姓する割合はわずかながらも
増加し続けていますが、これは婚姻の
総件数が減っているためです。
なので、「女性ばかりが改姓する」という
状況に変化はないと言ってよいでしょう。

婚姻の総件数が減っているのは、
改姓したくない女性が結婚しなくなって
いることが考えられます。
女性が改姓する現状が変わらなければ、
結婚自体を拒絶するということです。


既婚女性の78%が、結婚するとき夫婦の
どちらの苗字を選ぶか話し合わなかったという、
大阪大学・三浦麻子教授の調査があります

「夫婦の苗字は話し合わないで決める」


52%の既婚女性が選択的夫婦別姓が
実現していれば改姓しなかったと回答したという
日経新聞と日経リサーチの調査があります。

「半数以上の既婚女性が改姓したくなかった」


これらを考えると、かなりの数の女性が、
結婚改姓したくなかったのに、
話し合いもなく相手の男性の独断で、
改姓させられていることになります。

よって「女性ばかりが改姓させられる」のが現実と
言わざるをえないです。

posted by たんぽぽ at 22:14| Comment(6) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
むしろツイッターの考えの方が意味不明です。
Posted by イト at 2025年10月10日 23:14
男性には言わなくていいことにするために、
無理して考えだしたことだろうと想像します。
Posted by たんぽぽ at 2025年10月11日 18:09
言ったら言ったで腹立ちます
Posted by イト at 2025年10月12日 00:41
実際に改姓した男性には、この反対派(非共存派)は
しゃしゃり出てきてえらそうなことを言いそうです。

「自分は改姓したくない、相手の女性に改姓させて
自分の苗字を名乗らせたい」と思っている
男性には、この反対派(非共存派)は、
なにも言わないのだろうと思います。
Posted by たんぽぽ at 2025年10月12日 19:26
一番言うべき奴に言えよと思います。
Posted by イト at 2025年10月14日 03:05
「言うべき相手には絶対に言わない」というのは、
こうした場合にありがちなことです。

くだんの反対派(非共存派)の目的は
現状の差別構造の固定化だと思います。
それゆえ言うべき相手に言うわけにいかず、
被差別マイノリティに対する
嫌がらせをすることになります。
Posted by たんぽぽ at 2025年10月14日 21:39
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