2025年08月22日

カルト事件はだれのトラウマになったか?

8月21日エントリの続き。

「オウム真理教の事件と、統一教会の事件は、
日本の社会にトラウマになった」と
北原みのり氏は評価しています。

「“辞め参”「目が覚めた」の語り口に思う 安倍政権とコロナ禍が生んだ参政党の危うさ 北原みのり」

 
この国はカルトによる史上最悪のテロを90年代に体験した。
その後、政権と深い関係にあった
別のカルト集団の被害者によって元首相が暗殺された。
2つのカルトが起こした事件は、
この国を生きる私たちにトラウマとして
刻まれながらも、私たちはカルトに真正面から
向き合ってきたといえるだろうか。

統一教会のほうは、ある種の人たちにとっては、
トラウマになっているかもしれないです。
(そしてこれは北原みのり氏が想定する
トラウマとは、違っているかもしれないです。)


自民党・安倍政権の直接の支持者や
関係者はなおさらですが、自民党・安倍政権を
積極的にでなくても支持してきた、
あるいは追認や黙認をしてきた
一般の人たちも該当するだろうと思います。

これらの人たちにとって、安倍晋三の銃撃事件は、
基本的に「泣き寝入り」せざるをえないことです。
被害を訴えると、自民党・安倍政権が統一教会と
癒着してきたことを追求されるからです。


統一教会と直接ののつながりのあった議員が
追求されるのはもちろんです。
そうした議員の支援者や関係者も、
統一教会と間接的につながっていたことになります。

自民党・安倍政権を積極的にでなくても
支持してきた、あるいはなんとなく
追認や黙認をしてきた一般の人たちも、
統一教会と自民党の癒着の責任の一端を
持たされると、感じるかもしれないです。

「統一教会と癒着していた議員や政権を
支持していたのか。おまえみたいなのがいるから
統一教会がはびこるんだ。献金被害者を
どう思っているのだ?」というぐあいにです。


これらの人たちは安倍晋三の銃撃事件の被害を、
本来は訴えたいものと思います。
自分が支持してきた政治家だからとうぜんです。

それに安倍晋三がいるから、自分たちは
羽振りのよい思いをしてきたわけです。
そんな大切な人を殺されて、
だまってすまされるはずのないことです。

ところが安倍晋三銃撃の被害を主張すると、
自分と統一教会の関係を追求される
ことになりかねないです。
そしてこれらの人たちも「自分は統一教会とは
関係ない」と言いたいものと思います。

それで安倍晋三の銃撃については、
あまり世論のあいだで話題にならないよう、
できるだけだまっていることになります。


自民党やその政権の支持率や投票率を
見るかぎり、自民党やその政権を、
「それほど積極的でなくても支持していた」や、
「追認や黙認をしていた」という人まで入れれば、
日本社会全体の相当数になると思います。

それゆえ、安倍晋三の銃撃事件の追及は
ことの深刻さのわりには高まらず
「泣き寝入り」が、「社会全体の雰囲気」として
なんとなく蔓延することになります。

安倍晋三が銃撃されるというのは、
隠しようのない重大にして深刻なことであり、
本来なら声を大にして被害をうったえることです。

深刻な被害を受けたのに被害を訴えられない
というのは、フラストレーションを通り越して
トラウマになっている可能性もありそうです。

posted by たんぽぽ at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック