2025年06月19日

選択的夫婦別姓・反対派男性にとっての現実

選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)が
指摘する「問題点」をいくつか列挙して、
「まともなものがひとつもない」と指摘するツイートです。

反対派(非共存派)の主張に「まともなものがない」、
それは選択的夫婦別姓問題にかかわるかたが
つねづね思っていることだと思います。

 

それでも列挙したもののうち最初と最後は、
選択的夫婦別姓に反対する男性にかぎっては、
まがりなりにも「現実」ではあります。


反対派(非共存派)の男性は、
妻と子どもたちに自分の苗字を名乗らせないと、
夫婦や家族と感じられなくなります。
この自分が夫婦、家族と感じられない状態を
「家族のキズナがない」と言っているということです。

「家族のキズナ、家族の一体感の正体」

反対派(非共存派)男性が、選択的夫婦別姓に
反対するために持ち出す「キズナ」は、
一般的な意味での「キズナ」とは異なります。


選択的夫婦別姓に反対する男性諸氏は、
選択的夫婦別姓が実現すると、妻はきっと
生来の苗字に復姓すると信じています。
彼ら反対派(非共存派)は妻に望まない
改姓を押し付けた意識があるからです。

そして彼ら反対派(非共存派)男性は
妻が自分の苗字を名乗らないと
夫婦、家族だと感じられなくなります。

それで復姓する妻と、それを受け入れられない
自分とのあいだで「夫婦喧嘩になる」と、
彼ら反対派(非共存派)の男性は
「懸念」するということです。

「選択的夫婦別姓は新たな争いの原因?」


これら反対派(非共存派)男性の「現実」は、
選択的夫婦別姓に反対する「まともな理由」なのか?
という問題はありますが、ひとまずおいておきます。

posted by たんぽぽ at 23:19| Comment(2) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
双方ともに感情的な人はいますが、反対派の理論で合理的なものはありません。
Posted by あいうえお at 2025年06月20日 16:45
感情的な人は、推進派と反対派(非共存派)の
両方にいるでしょうが、合理的理由は推進派にだけ
あって、反対派(非共存派)にはないですね。

このエントリでご紹介の反対派(非共存派)男性の
「現実」も、「合理的な理由」ではないですね。


反対派(非共存派)は自分たちの理由が
本当に「合理的」だと思っていたら、
国会でも自民党の反対派(非共存派)は
審議に応じているでしょう。
Posted by たんぽぽ at 2025年06月21日 16:38
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