自民党の反対派(非共存派)議員たちが、
選択的夫婦別姓法案に反対できないので、
「継続審議」に持ち込もうという、
見苦しい戦略に走っていることをお話しました。
「自民、夫婦別姓「反対」の党議拘束は見送り調整 党内の意見集約困難」
「夫婦別姓先送り 自民の言い訳見苦しい」
自民党の反対派(非共存派)の思惑どおり、
選択的夫婦別姓法案が、継続審議になる
可能性は、おそらく高いと思います。
通常国会の会期が残り少ない状況での提出です。
それはそれでやむをえないと思います。
このあと反対派(非共存派)議員たちは
追い詰められてくると、もっと露骨な
議論妨害をやりだすことも考えられます。
そうなったら継続審議は確実性を増すでしょう。
ここで必要だとわたしが思うことは、
反対派(非共存派)議員たちの「言動」を、
有権者全体によく見せることだと思います。
選択的夫婦別姓法案の審議は
実質的に「はじめて」という状況です。
審議に入ったら反対派(非共存派)議員は
どうなるかを見られるというのは、
かつてなかったことだと言えます。
東京新聞の社説などを見ても、
自民党の反対派(非共存派)議員の
「先送り戦略」は批判的に扱われるようです。
自民党のベテラン議員は「自民党は本来、
困っている人の声を聞いて向き合う政党。
今回もそうあるべきだ」と訴える。
結論を先送りする理由を探すのではなく、
課題解決に尽力すべきではないか。
このような論調が続けば、継続審議に
なったとしても、反対派(非共存派)議員に
対する社会全体からの批判は、
前より強くなることが期待できます。
「継続審議」になったとしても、
それはいわば「引き分け」だと思います。
「あちらさんの勝ち」というわけではないです。
参院選後の臨時国会で審議を続けるだけだからです。
夏の参院選の結果いかんによっては、
選択的夫婦別姓をもとめる側は
いまより有利に審議できることが期待できます。
そのためにも、選択的夫婦別姓に反対する議員は
どういう人なのか、よくわかるように
しておくことが大事だろうと思います。
すでに時間稼ぎに走っていると思います。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025060600947&g=pol