2025年04月21日

選択的夫婦別姓の実現で解決していた

前のエントリの続き。

女性(自分)の苗字を名乗ると決めたところ、
相手の男性の親が「息子に改姓させるな」と、
圧力をかけてきたというお話の続き。

 

このツイートの結婚相手の男性の親は、
夫婦別姓ならよいと言っているようです。
これが本当なら、自分の息子が改姓しないなら、
息子の妻が改姓しないのは受け入れられる、
ということになります。

このツイートのかたの場合、選択的夫婦別姓が
実現していれば、夫婦別姓を選択することで、
苗字の問題だけは解決していたわけです。


相手の男性の親の本質的な問題は、
おそらく結婚と苗字のこと以前にあると思われます。
なので、選択的夫婦別姓の実現だけでは、
本質的な問題は解決しないのでしょう。

それでもツイートのかたと相手の男性が
婚姻届けを出すことはできるのであり、
それだけでもじゅうぶん大きな問題が
解決することになります。


選択的夫婦別姓が実現することで解決する
結婚と苗字の問題はたくさんあるという
あたりまえのことを、ここであらためて
確認することになります。

かくして「選択的夫婦別姓が実現するまで
ともにがんばりましょう」という、月並みながら
はげましのことばをかけることになります。



posted by たんぽぽ at 22:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
夫の母はおそらく改姓の苦労を知っているのはずなのになぜそのような圧力をかけるのかがよくわかりません。
Posted by あいうえお at 2025年04月21日 23:26
それはおそらく、自分が結婚(嫁入り)で
苗字ほかいろいろなものを失なったので、
今後は少しでも取り戻そう、
ということではないかと思います。

すでに「夫の家族の一員」になったので、
今度は自分が「体制側」になった、
ということなのでしょう。
それで、「体制の利益」が「自分の利益」に
なったということなのでしょう。

かくして少しでも「自分の利益」を
確保しようとして、「体制の利益」に
固執するということです。

「体制の利益」というのは、ここでは
「夫や夫の家族の利益」になります。
自分の息子が妻の苗字に改姓すれば、
「体制の利益」にまっこうから
抵触することになります。
Posted by たんぽぽ at 2025年05月03日 22:35
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