女性(自分)の苗字を名乗ると決めたところ、
相手の男性の親が「息子に改姓させるな」と、
圧力をかけてきたというお話の続き。
昨年に婚約をし、今年入籍予定の者です。
— みよる (@splatoon3437) April 2, 2025
私の方が元の名字のままでいたい意思が強かったため、結婚時に妻の姓にすることに夫と話し合って決めました。
しかし、夫の母から「夫と夫の子が夫の姓でないならば、絶縁だ(夫婦別姓は可)」と言われました。
夫から母を、子から祖母を奪うぞと言われて、 https://t.co/uG7CSmjnFz
このツイートの結婚相手の男性の親は、
夫婦別姓ならよいと言っているようです。
これが本当なら、自分の息子が改姓しないなら、
息子の妻が改姓しないのは受け入れられる、
ということになります。
このツイートのかたの場合、選択的夫婦別姓が
実現していれば、夫婦別姓を選択することで、
苗字の問題だけは解決していたわけです。
相手の男性の親の本質的な問題は、
おそらく結婚と苗字のこと以前にあると思われます。
なので、選択的夫婦別姓の実現だけでは、
本質的な問題は解決しないのでしょう。
それでもツイートのかたと相手の男性が
婚姻届けを出すことはできるのであり、
それだけでもじゅうぶん大きな問題が
解決することになります。
選択的夫婦別姓が実現することで解決する
結婚と苗字の問題はたくさんあるという
あたりまえのことを、ここであらためて
確認することになります。
かくして「選択的夫婦別姓が実現するまで
ともにがんばりましょう」という、月並みながら
はげましのことばをかけることになります。
このケースは非常に多く、胸が痛みます。https://t.co/3LxiycDVZa
— 井田奈穂|一般社団法人あすには代表理事|ライター (@nana77rey1) April 2, 2025
男性優位社会における刷り込みを多くの人が共有してしまっている。望まない改姓の不利益を女性に負わせることを誰も躊躇しない。
でも法的選択肢があれば「平等に変えない」を選べるようになる。
法改正の日、一緒に迎えましょう。 https://t.co/qnKZ60zqyS
苗字ほかいろいろなものを失なったので、
今後は少しでも取り戻そう、
ということではないかと思います。
すでに「夫の家族の一員」になったので、
今度は自分が「体制側」になった、
ということなのでしょう。
それで、「体制の利益」が「自分の利益」に
なったということなのでしょう。
かくして少しでも「自分の利益」を
確保しようとして、「体制の利益」に
固執するということです。
「体制の利益」というのは、ここでは
「夫や夫の家族の利益」になります。
自分の息子が妻の苗字に改姓すれば、
「体制の利益」にまっこうから
抵触することになります。