退陣したところで妙案がなく、
いまひとつ広がらない、という記事です。
「「石破首相を降ろしても妙案がない」 商品券問題で内閣支持率急落も 広がりを欠く退陣論」
「石破おろし」が広がらないことについては、
記事をご覧いただけたらと思います。
「石破首相を降ろしても妙案がない」 商品券問題で内閣支持率急落も 広がりを欠く退陣論https://t.co/kTgH6fNuSU
— 産経ニュース (@Sankei_news) March 24, 2025
岩盤保守層の「自民離れ」は顕著で、自民ベテランは「地方はもっと深刻だ。『顔』を代えたぐらいでは、自民が変わったとは思われないと考えている人が多い」と語った。
この産経の記事は、「石破おろし」の動機は、
選択的夫婦別姓の阻止にあることを
しめしている、という指摘があります。
実に興味深い記事。
— 菅野完 (@noiehoie) March 24, 2025
注意深く読めばわかるが、この記事は、実質的に、「石破おろし」のモチベーションは「夫婦別姓阻止」であったと吐露している。
「石破首相を降ろしても妙案がない」 商品券問題で内閣支持率急落も 広がりを欠く退陣論 https://t.co/5KyLzpLNT7 @Sankei_newsより
そうだとしたら、産経の記事の中で
言及されている「高齢世代を中心とした
岩盤保守層」は、「選択的夫婦別姓に
反対する高齢男性」ということなのでしょう。
首相が退陣したとしても、参院選に向けた
展望が開けるかは見通せない。
高齢世代を中心とした岩盤保守層の
「自民離れ」は顕著で、自民の支持率も
現行形式の調査を開始して以降、最低となった。
最近の石破政権の動向を見ていると、
選択的夫婦別姓を実現させる動きに、
賛成せんかなという対応をしています。
石破政権は選択的夫婦別姓の阻止に
不熱心だというので、「岩盤保守層」である
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)の
支持が離れたことになるでしょう。
「岩盤保守層」ですから、選択的夫婦別姓に
反対するために、自民党を熱心に支持し
投票をしてきた人たちも多いのでしょう。
彼らにとっては、選択的夫婦別姓反対は
それだけ優先順位の高い重要政策だということです。
世論がちょっと盛り上がった程度では、
選択的夫婦別姓が実現しないのも
無理もないと、あらためて思うところです。
この問題に対する熱心さは、反対派(非共存派)の
ほうがずっと上というものです。
「高齢世代中心」ですから、選択的夫婦別姓に
反対するのは、いまや高齢男性がほとんど、
ということだと思います。
2024年10月27日に行なわれた衆議院選の
出口調査によると、選択的夫婦別姓に反対の割合が
顕著なのは70代以上だけとなりました。
「出口調査・選択的夫婦別姓に賛成が多数」
2020年以降のほかの世論調査を見ても、
反対派(非共存派)が多いのは高齢層だけです。
自民党の岩盤支持層が「高齢世代中心」
というのは、これら近年の世論調査を
裏付けるものだと言えます。
その「いちばん配慮するべきでない層」を、
残念なことに日本社会はおおむかしから
配慮し続けていると思います。
国民民主党や維新の様子を見ていると、
「いちばん配慮するべきでない層」を
配慮する人たちは、まだまだ健在のようです。
>なぜ他人の改姓について介入するのが
彼らは「うちの嫁が生来の苗字に
復姓するのが絶対に嫌」という人たちです。
選択的夫婦別姓が実現すると、自分の妻は
きっと復姓すると思っているので、
彼らは反対するということです。
自分の妻に復姓させないために、
日本中の選択的夫婦別姓を必要とする人たちに
「巻き添えを食わせる」ということです。
>このままだと導入されるのも
今回の国会では無理な感じです。
選択的夫婦別姓の実現までは
まだまだ時間がかかりそうです。
それでも「うちの嫁が復姓したら嫌」
という男性が、高齢層だけになってきたので、
社会全体の選択的夫婦別姓の理解が
進んできたことはあると思います。
「高齢世代を中心とした岩盤保守層」と、
記事でも書いていますからね。
選択的夫婦別姓に反対するのは、
高齢男性がほとんどになってきたことを
暗に認めているのでしょう。
「うちの嫁が復姓したいと言い出したら、
どうしたらよいか」なんて相談するのが
50代以上の男性ばかりというのは
リアリティがある、ということだと思います。
http://pissenlit16.seesaa.net/article/505766948.html