2024年11月19日

妻の復姓が嫌・反対派の核心的理由

選択的夫婦別姓の講義をすると、
「妻が生来の苗字に復姓したいと言い出したら、
どうすればいいですか?」と質問する
年配の男性が何人もいるというお話です。

このツイートのかたは「妻が生来の苗字に
戻すのが嫌な男性はわりといるのかなと
感じている」と言っています。

 


「わりといる」というか「妻が生来の苗字に
復姓するのが嫌」というのが、
選択的夫婦別姓に反対する男性の
「核心的な理由」だと思います

このような男性は「妻が望まなくても
改姓させて自分の苗字で夫婦同姓で
なければならない」という信念があります。
彼らは、妻と子どもに自分の苗字を
名乗らせなければ家族でないとでも、
思っているのでしょう。

かかる男性たちは、選択的夫婦別姓が
実現すると、妻はきっと生来の苗字に
復姓すると信じています。

彼らは妻に望まない改姓を押し付けている、
という意識があるのでしょう。
それゆえツイートの質問のような
「心配」が出てくるのだと思います。


いまはなき安倍晋三は、『日本の息吹』
2021年9月号で、「妻が旧姓にもどしたら
大変なことになる、日本中の家族に
深刻な影響を与える」という
趣旨の記事を載せています。

妻が生来の苗字に復姓したら大問題だ
という男性は多いということ、
少なくとも安倍晋三はそう思っているし、
また一定の同意も得られていることを、
しめしていると言えます。

「妻が旧姓に戻すと困る・安倍晋三の発言」



妻が生来の苗字に戻したら
「離婚と同じだ」と言った、
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)もいます。

やはり反対派(非共存派)にとって、
妻の復姓は嫌であり、妻に自分の
苗字を名乗らせないと家族でない
という信念があるのでしょう。

「妻が生来の苗字に戻したら離婚?」



彼らの選択的夫婦別姓に反対する
「核心的な理由」は自己中心的で
差別的なことはあきらかです。

それは反対する当の男性たちも
わかっているのでしょう。
それゆえほとんどの反対派(非共存派)は、
「核心的な理由」を隠そうとします。

また「核心的な理由」について
指摘や議論、考察をするかたがいると、
彼ら反対派(非共存派)は
ひたすら否認しようとします。

「作り話」と言ってきたのも、
「核心的な理由」を隠したくて
否認しようとしたものと思います。


最初のツイートのかたは、
妻が復姓することを心配する男性は、
みんな50代以上だったと言っています。
比較的高齢層の男性ばかりというのが
「せめてもの救い」でしょうか?


posted by たんぽぽ at 21:37| Comment(1) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そのツイッターXの人は、選択的夫婦別姓の講義で、ということですが、その人はなんの仕事をされているんでしょうかね。
そのような講義が行われているとは知りませんでした。

また安倍さんのお話は、少なくとも安倍さんには無関係だったと思います。
というのは奥様の昭恵さんは安倍さんを「主人」と表現する人ですからね。
そういう人が旧姓に戻す可能性はまずないでしょう。
Posted by ネル at 2024年11月20日 00:32
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