エントリで、岸田文雄が総裁選に立候補せず、
首相を辞任することについてお話しました。
「岸田文雄・自民党総裁選に出馬せず」
これについてわたしが思うところを、
お話したいと思います。
「【詳報】岸田首相会見 自民総裁選に不出馬を表明 首相退任へ」
「岸田首相、自民総裁選に出馬しない意向 裏金事件「誰かが責任を取らないといけない」」
会見の冒頭で、来月の自民党総裁選挙について
「自民党が変わることを国民の前に
しっかりと示すことが必要だ。
変わることを示す最も分かりやすい
最初の一歩は私が身を引くことだ。
来たる総裁選挙には出馬しない」と述べ、
立候補しない意向を表明しました。
自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を
受けた対応で党内の支持を失い、
再選は困難と判断したとみられる。
不出馬理由として、政治資金パーティー
裏金事件について「誰かが責任を取らないと
いけない」との考えを周囲に示した。
岸田政権は2021年10月の発足から3年弱で幕を閉じる。
岸田文雄が首相を辞任する理由として、
「自民党が変わることをはっきり
しめすために、自分が辞任する」
「裏金事件の責任を取る」と述べています。
ようは「嫌になったので投げ出した」
ということだと思います。
「裏金」事件で政権や自民党の支持率は
低空飛行を続け、なにをやっても支持が
回復するみこみはなさそうです。
(なさそうに見えます)
8月8日現在の内閣支持率・不支持率の平均
— 三春充希(はる)⭐第50回衆院選情報部 (@miraisyakai) August 8, 2024
内閣支持率 25.1 %
不支持率 60.1 %
最新の時事通信の世論調査を反映しました。 pic.twitter.com/4dI7PbHEhj
8月8日現在の政党支持率の平均
— 三春充希(はる)⭐第50回衆院選情報部 (@miraisyakai) August 8, 2024
無党派 44.9 %
自民 27.6 %
立憲 6.9 %
維新 3.9 %
共産 3.0 %
公明 3.0 %
国民 1.8 %
れいわ 1.7 %
参政 0.6 %
社民 0.5 %
教育 0.2 %
みんな 0.1 %
最新の時事通信の世論調査を反映しました。 pic.twitter.com/46qCo1kmfw
こんな状況で首相を続けても、
これからも苦難にみちた政権運営が
待ち受けていると強く予想されます。
支持率が低迷を続けた状況で、
選挙になれば大敗も予想されます。
苦難のあげくに大ダメージを受けるより
いまのうちに手を引いたほうがいいと
考えるのも、むべなるかなです。
「裏金」問題にしても、もっと前の
統一教会問題にしても、ほとんどが
安倍派議員の起こしたことです。
自分には直接的に関係がないことで、
責任を取らなければならないのも、
岸田文雄としては理不尽だろうと思います。
付記:
2021年の衆院選で自民党が
大勝したとき、岸田政権の今後は、
「黄金の三年間」と言われていました。
多数の議席確保で安定した政権運営ができて、
つぎの選挙でも大勝できるだろうと、
そのときは予想されたのでした。
その「黄金の三年間」なるものは、
なんだったのかと思います。
ほぼ統一教会と「裏金」の3年間だったと思います。
今年イタリアで開催されたG7サミットは前年の日本で開催されたG7サミットと同じ、つまりすべてのG7トップは同じ人物でした。
それに関して海外メディアは、その中で安定しているのはイタリアのメローニ首相のみで他はすべて不安定。
来年のG7サミットはメンバーが大きく変わるだろうと指摘していました。
確かに早くもイギリスのスナク首相(政権交代)、アメリカのバイデン大統領(大統領選不出馬)、そして岸田首相の総裁選不出馬で7人中3人が変わりました。
私はどうしようもない流や展開を意識せずにいられません。
銃撃でなぜ安倍氏は命を落としトランプ氏は軽傷で済んだのか?
なぜ米民主党支持者の中でさえ評価の低かったカマラ・ハリス氏が大統領候補となり、「彼女ならトランプに勝てる」と言われるほど急激に支持率アップしているのか?
こういうことが現実に起きることで「自分ではコントロールできない何かが存在している」と感じ、統一教会等を信じてしまう意識に貢献していると言えましょうか。
岸田政権は安倍政権に出来なかったことをスーッと実現させました。
これも中々、説明は困難で夫婦別姓や同性婚も議論とか、正当性とかやっている状態は逆に見込みがない。
決まるときはスーッと決まる。
五輪の柔道やレスリングでも絶対的王者とされる選手が、激戦の末にではなく驚くほどアッサリ敗れるシーンがありました。
政治的に長年、膠着状態のものが決まるときも、そのようにアッサリとした感じになるのでは?と思う面もあります。