2024年08月02日

実在が示されない「家族同姓がいい子ども」

わたなべ友貴・杉並区議会議員(自民党)が、
「夫婦別姓の家庭の子どもが
両親と同じ苗字がいいと言ったら
どうするのか」などと言っています。

わたなべ友貴は以前から同様のことを
言い続けていて、またかという感じです。

 


「子どもは両親と同じ苗字がいいと言う」は、
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)の
定番の主張のひとつです。
同じようなことを言う反対派(非共存派)は、
たくさん見かけます。

ところが実際に「家族同姓がいい子ども」が
実在することを、反対派(非共存派)から
しめされたことはなぜかないです。


このあたりは反対派(非共存派)たちが
「鵜の目鷹の目」にしていることです。
そんな子どもが本当にいるなら、
反対派(非共存派)のだれかが
実在をしめしてよさそうです。

それなのに「家族同姓がいい子ども」の
実在をしめした反対派(非共存派)が
いないのは、どういうことかと思います。

そんな子どもは実在しないというなら、
「実在しない子どもの視点」など
持ち出されても意味がないというものです。


現在もさまざまな事情で夫婦別姓、親子別姓の
かたたちは、日本にも存在します。
そうした家庭の子どもたちのヒアリング調査も
ありますが、「家族同姓がいい」と
言い出した子どもはいないです。

「子どもの気持ちを考えていますが?」
「子どもの気持ちを考えてください」

なので「夫婦別姓の家庭の子どもは、
夫婦別姓、家族別姓をなんとも思わない」
という事例ならいくつもしめせます。


わたなべ友貴のような反対派(非共存派)は、
「両親と同じ苗字がいいと言っている
夫婦別姓の家庭の子ども」が一定数いることを
まずはしめすことだと思います。

「どうするのか」の回答がほしいなら、
「家族同姓がいい子ども」の具体例を
しめす必要があるでしょう。
そうすれば「どうするのか」を
検討、考察することができるでしょう。


posted by たんぽぽ at 19:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この人、奥さんが旧姓を使用しているので実態は家族別姓なんですよね。(私は奥さんが旧姓を使用しようが現姓を使用しようが気にしないタイプです)
 
実際に両親が同じ姓がいいと子供に言われる可能性はあると思います。

それよりも、「結婚しても名字変えたくない」と言われる可能性の方が高いと思います。
Posted by あいうえお at 2024年08月06日 14:19
ご指摘のとおり、わたなべ友貴は、
実は妻が旧姓を名乗っていて、
実態は夫婦別姓で活動しているのですよね。
https://twitter.com/nana77rey1/status/1816481174946222460

「子どもが両親と同じ苗字がいい」と
言い出す問題は、自分の家庭にも
ありえることだったりします。

ツイッターなどの様子を見たかぎりだと、
子どもから「両親と同じ苗字がいい」と
言われたことはなさそうです。
(言われたら、絶対にツイッターで
話題にしているでしょう。)
Posted by たんぽぽ at 2024年08月09日 22:11
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