2024年03月02日

家族のキズナ・同じ苗字は必要か?

前のエントリの続き。

夫婦別姓の家族のキズナはどうやって
維持されるかとお尋ねするということは、
この反対派(非共存派)は、家族で同じ
苗字でないとキズナは作られないと
言いたいものと思います。

反対派(非共存派)の定番の主張です。

 


「青少年の生き方を支える『家族の絆』の
構築戦略」
という調査を見ると、
「家族のキズナを強める経験」として
「同じ苗字を名乗る」は20%前後です。

「家族のキズナに同じ苗字は重要か?」



残りの8割程度の子たちは、「同じ苗字を名乗る」と
家族のキズナを強める経験として
あげなかったということです。

この調査は3つまで選んで回答します。
よって「回答しない」ということは、
その子にとっては上から4位以下の
ウエイトでしか意識しないということです。

そう考えると、「同じ苗字を名乗る」ことは
家族のキズナを強める経験としては、
あまり意識されないことが多いと言えます。

回答した子どもたちは「多数派」である
夫婦同姓の家庭の子が多いと思われます。
家族同姓であっても「同じ苗字を名乗る」ことは
家族のキズナを強める経験として
それほど意識されないことになりそうです。


「同じ苗字を名乗る」を回答した子は
20%程度ですが、同程度の割合で回答した子のいる
項目はほかにもたくさんあることがわかります。

「同じ苗字を名乗る」は、家族のキズナを
強める「要素のひとつ」ではあると思います。
それは「必須な要素」「重要な要素」ではなく、
家族のキズナが作られる経験は
ほかにいくらでもあることになります。




posted by たんぽぽ at 13:43| Comment(5) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ツイッターではモラハラ野郎の典型だと言われてた気がします。
Posted by 改姓した男の人 at 2024年03月02日 22:10
ピザの人、そんなことを言われていたのですね。
あらあら、知らなかったです。
(その前にピザの人自身を、
わたしはほとんど知らないですが。)

選択的夫婦別姓に反対する男性なんて、
みんな多かれ少なかれモラハラ気質が
あると思いますが。
Posted by たんぽぽ at 2024年03月06日 21:43
むしろ名字を押し付けることで絆ではなく溝が発生する気がします。
Posted by あいうえお at 2024年03月11日 14:25
そして、非共存派はその溝に気付いてなさそうです。
Posted by あいうえお at 2024年03月11日 20:31
溝はあちこちで発生していると思います。
たとえばこんなふうに。
http://pissenlit16.seesaa.net/article/488556447.html

ほかにも改姓した妻にストレスが
たまって夫に八つ当たりしたりとか、
もっと深刻な事態になることもあります。


反対派(非共存派)は、こうした「溝」に
気づかないというか、気づこうとしないですね。

「夫婦同姓で家族の一体感」と
呪文のように言い続けて、「溝」の存在から
眼をそらそうとします。
Posted by たんぽぽ at 2024年03月16日 13:25
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