2024年03月02日

家族のキズナをどうやって維持するか

夫婦別姓の家族のキズナはどうやって
維持されるか、などと訊いている
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)がいます。
今回はこのお尋ねに答えたいと思います。

 


「青少年の生き方を支える『家族の絆』の
構築戦略」
という、高校生と中学生を
対象にした、「家族のキズナを強める経験」に
ついて尋ねた調査があります。

「家族のキズナに対する中高生の意識」
「中高生の家族とのキズナを強める経験」
「家族のキズナに同じ苗字は重要か?」

これを見ていると、家族のキズナを強める
経験としてもっとも大きいのは、
父母ときょうだいに関しては、
「一緒に住むこと」でした。
どれも50%前後の子が回答しています。

祖父母に対しては「一緒に住む」は
24.6%で、ややポイントが下がっています。
これは3世代家族が減って、祖父母と一緒に
暮らさない子が多くなったからだと思います。








かくして選んだ子が多い項目を見ていくと、
「一緒に住む」「一緒に食事をする」
「一緒に遊ぶ」「一緒に会話をする」が
家族とのキズナを強める経験として
意識されることがわかります。

報告書では、
2. 一緒に住むこと
3. いっしょに家で食事したこと
5. 一緒に趣味、スポーツ、ゲームをしたこと
9. 一緒に会話したこと
の4項目に絞られると結論しています。
父親、母親、きょうだいと家族の絆が
強まった経験の上位 3 位は「一緒
に住むこと」、「一緒に家で食事したこと」、
「一緒に趣味・スポーツ・ゲームをしたこと」、
「一緒に会話したこと」の 4 項目にしぼられる。

最初の夫婦別姓の家庭のお話ですが、
「一緒に住む」「一緒に食事をする」
「一緒に遊ぶ」「一緒に会話をする」で、
家族のキズナは維持されると思います。




posted by たんぽぽ at 13:34| Comment(6) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
名字でしか絆を維持できない人なのでしょうか。
Posted by 改姓した男の人 at 2024年03月02日 22:07
一番大事なことはお互いを思いやることです
Posted by イト at 2024年03月03日 01:22
例えば苗字がバラバラの人がルームシェアをしていたとしても、同じ経験をしたり同じものを食べたりで、他人同士だとしてもそれなりに絆ってできていくのではないかと思うんですよね。


Posted by Kyon-C at 2024年03月03日 02:14
改姓した男の人さん、

>名字でしか絆を維持できない人

選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は、
そう思わざるをえない人が多いと思います。

「妻にも子どもにも自分の苗字を
押し付けたい」という自己中心的な
欲求ばかり先行するので、苗字以外のことが
念頭になくなるのでしょうけれど。
Posted by たんぽぽ at 2024年03月05日 21:37
イトさん

>一番大事なことはお互いを思いやること

まったくです。
苗字なんて関係ないですね。


選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は
「おたがいを思いやる」なんて
さしたる関心はないのだろうと思います。

反対派(非共存派)の関心は、妻や子どもを
「支配すること」だと思います。
妻が自分の苗字を名乗ったとたん、
モラハラやDVに走るようになった
男性もいるくらいです。
Posted by たんぽぽ at 2024年03月05日 21:38
Kyon-Cさん

>苗字がバラバラの人がルームシェアをしていたとしても

最近多くなってきたシェアハウスとかだと
実際にありそうですよね。

苗字が違っているどころか、他人どうしでも、
生活をともにすれば、なんらかのキズナが
できることはあるというものです。
Posted by たんぽぽ at 2024年03月05日 21:38
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック