「菊池誠」のツイートをわたしが
見つけることになったツイートですが、
にせ科学批判のコミュニティが
陥っている現状に少し触れています。
しかし、この件について名も地位もある方が、事実をきちんと理解できず、誤った攻撃をあらぬ方向へしており、しかもそれが数千ものRTやいいねを集めていることは憂慮得ざるを得ません。「表現規制派」なる藁人形を叩いて、一時の快を貪るのは、ろくでもないことです。https://t.co/zUcyuhNQeK
— 墨東公安委員会 (@bokukoui) January 29, 2024
このような菊池氏に代表されるような姿勢は、エロ表現ばかりをこと挙げすることで、表現の自由で核心的な政治的表現の自由を看過させることにつながりかねません。率直なところ、「財務省陰謀論」を振りかざすことで自民党の秕政を免罪する菊池氏は、すでにその弊に陥っていると考えます。
— 墨東公安委員会 (@bokukoui) January 29, 2024
なぜ菊池氏のように一時は「ニセ科学」退治で名を挙げたほどの方が、そういった陰謀論に陥って「表現の自由戦士」と揶揄されるような連中のお先棒を担ぐようになってしまったのか、それについての私見は昨年、呉座勇一さんの騒動に関連して論じましたので、そちらに譲ります。https://t.co/mFsIuApEvs
— 墨東公安委員会 (@bokukoui) January 29, 2024
3つめのツイートからリンクされている
「呉座勇一さんの騒動」というのも、
気に入らない女性を誹謗中傷するという
ミソジニー的なことが発端でした。
一連の騒動を問題視する側は、
女性差別的な文化を作るネットの空間が
問題であるとしています。
そしてこのような空間にまともな人を
近づけないことが大事だ、
という趣旨の主張をしています。
これをにせ科学批判の人たちが
なにを思ったのかひどい曲解をして、
特定個人を失職させるための
バッシングだとバッシングしている、
というのが大筋の展開です。
(やはり「いちばん叩きやすいのは女」
ということでしょうか?)
これを見たかぎりでは、にせ科学批判の
コミュニティの劣化はますます
進行していると、わたしは思いました。
以前に見たときよりも、さらに劣化が
進んでいるという感じです。
にせ科学批判のコミュニティの劣化が
はっきりしたと思ったのは、
わたしに言わせれば以下の匿名記事です。
「ニセ科学批判とネトウヨが結び付けられるようになったことについて」
「なんだか、投稿しても途中で切れてしまうので、追記部分だけをトラックバックでつなぐことにした」
これらの匿名記事はにせ科学批判の
コミュニティが陥っている状況を
的確に指摘していると思います。
わたしも以前、話題にしたことがありました。
「にせ科学批判の右傾化問題」
「またにせ科学批判の右傾化問題」
匿名記事の一連の指摘に対して、
にせ科学批判のかたたちは、だれひとりとして
効果的な反論ができなかったのでした。
ようは「なにも言い返せない」です。
匿名記事の批判は妥当だと、
間接的に認めたことになるでしょう。
さりとて、匿名記事の批判を受け止めて、
みずからの言動をかえりみる
にせ科学批判のかたもいなかったのでした。
「なにも言えないけど反省もしない」、
つまり「自浄作用がない」です。
かくしてにせ科学批判のコミュニティの
劣化は決定的となり、もはや改善不能な
ところまで来ていることが
はっきりしたと、わたしは思ったです。
もっと前から彼らは劣化していたのですが、
この匿名記事とそれに続く一連の展開で、
彼らにせ科学批判のコミュニティの劣化を
はっきり見えるようにしたと思います。
それから7年ほどの時間が経過しましたが、
予想通りにせ科学批判のコミュニティの劣化は、
着実に進行していると思います。