2023年12月24日

夫婦別姓の子の苗字・奪い合いにはならない

12月23日エントリの続き。

男性で改姓したという選択的夫婦別姓の
反対派(非共存派)ですが、
「夫婦別姓だと子どもの苗字の
奪い合いが起きる」と言っているのでした。

これはこれで、選択的夫婦別姓の反対派
(非共存派)の「定番」の主張ではあります。

 


選択的夫婦別姓を求めるかたは、
自分が望まない改姓をしない
ことに関心があります。
子どもの苗字が自分と同じかどうかは、
ほとんど興味がないです。

それゆえ、子どもと自分とで苗字は
同じでも違っても、どちらでもいいと
思っているかたがほとんどです。
かくして夫婦別姓の家庭で、
子どもの苗字の奪い合いが
起きることはないことになります。


子どもの苗字で奪い合いをする
可能性があるのは、子どもの苗字は
自分と同じでなければならないという
信念のあるかたになるでしょう。

そんな信念を持ち合わせているのは、
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)の男性に、
ほとんどかぎられます。

最初のツイートの反対派(非共存派)は
自分の信念にもとづいて、
夫婦別姓の家庭のありかたを
考えているものと思います。


自分と同じ信念を持ち合わせない
他人はたくさんいることを、
最初のツイートの反対派(非共存派)は、
知る必要があると思います。

結婚改姓したくないかた、
選択的夫婦別姓を求めるかたの考えや気持ちが、
反対派(非共存派)の自分と同じ
というのはおかしいことくらいは、
気づいてしかるべきです。


posted by たんぽぽ at 22:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「子供の名字の奪い合いが容易に想像できますが」

子供の名字の奪い合いを想像するのは非共存派だけなんですよね。自分が名字の奪い合いを考えているから容易に想像してしまうのですね。
現行でも婚姻届けの提出時に将来産まれてくるであろう子の名字の奪い合いが発生してますよね。

Posted by あいうえお at 2023年12月25日 14:35
あいうえおさま、
コメントありがとうございます。

>自分が名字の奪い合いを考えているから容易に想像

まさにそうだと思います。
反対派(非共存派)は自分の感覚で
考えているのだと思います。

そして自分の信念は普遍的で、
多数の人たちが共有すると思っているので、
「自分の感覚=他人の感覚」で語って
おかしいと思わないのでしょう。


あるいは反対派(非共存派)の男性は、
妻が生来の苗字に戻すことを
考えているのかもしれないです。

そうなったら、自分と妻とのあいだで
子どもの苗字で奪い合いになると、
思っているのでしょう。


>現行でも婚姻届けの提出時に

婚姻する時点での「苗字の奪い合い」は
すでにあるのですが、反対派(非共存派)は
なぜかそれを問題にしないです。

現状なら、男性である自分が奪い合いに勝つ
自信があるからかもしれないです。
Posted by たんぽぽ at 2023年12月27日 22:49
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