「選択的夫婦別姓は家族のありかたを
変質させる」と言っている、選択的夫婦別姓の
反対派(非共存派)の続きです。
この反対派(非共存派)は、選択的夫婦別姓が
実現したら、賛成しているかたは、
「人権という正義を持ち出して
夫婦同姓の人を叩き出す」と言っています。
いま、夫婦別姓に賛成する人が「私は私、あなたはあなた」で納得するだろうか?「人権」と言う正義を持ち出して、夫婦同姓の人を叩き出すのではないか。今までの別姓推進派の言動から言えばそういう懸念が杞憂だとは思えない。
— なごやん (@nagoyan_nishiki) November 15, 2023
このような「懸念」をする反対派
(非共存派)は結構たくさんいます。
選択的夫婦別姓を求めるかたは、
自分たちに「報復」すると思っているのでしょう。
「「選択的」を省く選択的夫婦別姓の反対派」
11月23日エントリで見てきましたが、
この反対派(非共存派)は、
選択的夫婦別姓の導入で「家族のありかた」が
変質すると言っています。
この「家族のありかた」は、女性が改姓して
夫の苗字を名乗るのがあたりまえ、
というものではないかと考えられます。
そうだとすると、この反対派(非共存派)は、
選択的夫婦別姓が実現したら、
自分のおよめさまが生来の苗字に
戻すと思っていて、それが嫌だと
いうことが考えられます。
およめさまが生来の苗字に戻したいと
考えるなら、選択的夫婦別姓に
賛成するかたは、とうぜん人権尊重の見地から、
そのおよめさまを支持・応援するでしょう。
相手の男性が「自分の苗字で夫婦同姓で
なければいやだ」とそこで主張するなら、
選択的夫婦別姓に賛成するかたは、
その男性を批判するでしょう。
この「相手の男性が批判される」ことを、
「夫婦同姓の人が叩かれる」と
くだんの反対派(非共存派)は
言っているのではないかと考えられます。
ここで選択的夫婦別姓を求めるかたが
批判するのは「望まなくても妻に
改姓させて夫婦同姓にしたい男性」です。
「夫婦同姓の人」ではないです。
この場合、選択的夫婦別姓の推進派のかたが批判するのは、「自分は改姓せず、望まない妻に改姓させて夫婦同姓にしたい夫」です。「夫婦同姓の人」ではないですので、混同しないことです @nagoyan_nishiki
— たんぽぽ (@pissenlit_10) November 20, 2023
反対派(非共存派)の男性にとっての
選択的夫婦別姓の問題は、妻に改姓させて
自分の苗字で夫婦同姓、というのが
当然ということになっています。
なので彼ら反対派(非共存派)男性にとっては、
「夫婦同姓の人」=「望まなくても妻に
改姓させて夫婦同姓にしたい男性」に
なっていることが考えられます。
反対派(非共存派)を理解するのに
お役に立てて、こちらこそうれしいです。
反対派(非共存派)の男性は、
自分の妻が生来の苗字に戻さないか?
ということだけ気がかりなのでしょう。
そして、世の中の男性はみんな自分と
同類で、およめさまが生来の苗字に
戻すのが嫌だと思っている、
ということだと思います。
同じことを思っているかたは、
ほかにもたくさんいると思います。
いま自分たちが選択的夫婦別姓を
求めるかたたちを踏み躙っているから、
相手は自分たちに報復するに違いない
という「疑心暗鬼」です。
http://taraxacum.seesaa.net/article/474251724.html