2023年07月27日

はなはだしい曲解で共産党を攻撃

7月25日エントリの続き。

選択的夫婦別姓と戸籍の関係についての
共産党の見解は、法制審議会の答申に
そったもので、多くの推進派のかたたちと
変わらないことをお話をしました。

 
共産党も選択的夫婦別姓が目的で、
戸籍の改変は手段であると
考えているし、戸籍の破壊なんて
考えていないこともお話しました。

そのような趣旨の回答を共産党から
もらっておきながら、「選択的夫婦別姓に
よって戸籍を壊すのが共産党の目的」と
勝ち誇ったように言う反対派
(非共存派)はなんなのかと思います。



この選択的夫婦別姓の反対派
(非共存派)は、スクリーンショットで、
共産党の回答の一部に赤線を引いています。

この「現行戸籍制度の変更」に賛成です。
別姓夫婦の戸籍記載について、
新しいケースを創設する当然の措置です。

のくだりです。

これは何度もご紹介している、
1994年に法務省が公表した
夫婦別姓対応の戸籍のフォーマットです。
このフォーマットを導入したところで、
なにか問題があるとも思えないです。


このようなフォーマットを導入することが、
「戸籍の破壊だ」と、問題の反対派
(非共存派)は言うのかと思います。


共産党の回答には「戸籍の廃止は必要でない」と
はっきり述べた箇所があります。

以上のように、選択的夫婦別姓は、
現行戸籍制度の変更が当然必要に
なりますが、廃止は必要ではありません。

問題の反対派(非共存派)は
ここには赤線を入れていないです。
まったく無視するもののようです。


問題の反対派(非共存派)は、
最後の個人単位の身分登録の
導入についての箇所に赤線を入れています。
これが共産党が戸籍が破壊するのが
目的だという「根拠」だと言いたそうです。

なお、家族単位登録の原稿戸籍制度
そのものを見直す要求もあります。
各自が「筆頭者」となる個人別登録が、

個人単位の身分登録に関しては、
選択的夫婦別姓の導入とはまったくべつに、
「こういう議論もある」という
意味合いで言及したものです。

また現行の戸籍にかわって個人単位の
身分登録を導入したところで、
なにが問題なのかもわからないです。

選択的夫婦別姓の導入とは直接関係なく、
かつそれ自体もなにも問題ないことを、
問題の反対派(非共存派)は
ことさらにあげつらって共産党を
攻撃している、ということです。


問題の反対派(非共存派)は、
きわめて恣意的なひどい曲解で、
共産党が言ってもいないことを
言ったことにしていることになります。

それも自分で貼っている
スクリーンショットを見れば、
すぐにはなはだしい曲解とわかる、
じつにおそまつなものです。

かかる反対派(非共存派)の、
このようなリテラシーの致命的な欠如は
どこから来るのかと思います。


それでも問題の反対派(非共存派)の
ツイートをリンクして、「共産党は戸籍を
破壊すると言っている」と「引用」する、
べつの反対派(非共存派)がいるわけです。

スクリーンショットをろくに
読まないで、はなはだしい曲解を
真に受ける人はいるということです。

見え透いていてもいいから、
とにかく言いがかりをつけて拡散させる
意義はあることになるのでしょう。


posted by たんぽぽ at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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