2023年07月23日

影響を受ける他人ではないですか?

7月21日エントリの続き。

わたしがツイートをしめした趣旨を
誤解していると思われる反対派
(非共存派)が出てきたお話の続き。

 
「松ぼっくり」「筑後守」の例は、
「選択的夫婦別姓を導入しても
他人を巻き込まない証明にならない」と、
この反対派(非共存派)は言っています。



それなら「妻が旧姓にもどすリスク」
「考える必要が出てくる」という人たちは、
選択的夫婦別姓の導入で影響を受けると、
この反対派(非共存派)も考えている、
ということなのかと思います。



わたしはツイッターで、問題の反対派
(非共存派)におたずねしました。
そうしたら、よくわからないお返事がきました。


なにが言いたいのか、わかるかたは
いらっしゃるでしょうか?
わたしなりに解釈した上で続きをお話します。


「松ぼっくり」は夫婦同姓が強制される
現状では起きない「妻が旧姓に戻すリスク」が
選択的夫婦別姓の導入によって
出てくると言っています。

「妻が旧姓に戻す「リスク」を検討しない?」

「筑後守」は夫婦同姓が強制される
現状なら、女性が改姓する以外の
選択肢を「考えなくていい」のに、
選択的夫婦別姓の導入で、ほかの選択肢を
「考える必要が出てくる」と言っています。

「女性が改姓するから実質考えなくていい?」

どちらも選択的夫婦別姓の導入で
はじめて起きる、自分にとって
ありがたくない事態が生じると言っています。
彼らは「選択的夫婦別姓の導入で
影響を受ける人」だと思います。


最初の反対派(非共存派)は、
「松ぼっくり」と「筑後守」の問題は
「単に夫婦間で発生する問題」と言っています。

その「夫婦間で発生する問題」が
あらたに生じることが、彼らにとっての
「選択的夫婦別姓の導入による影響」です。

最初の反対派(非共存派)は、
「夫婦間で発生する問題」について
言及することが、そもそも趣旨違いで
あるかのような言いかたをしています。

選択的夫婦別姓はまさしく夫婦間の
問題ですから、「他人が受ける影響」も
夫婦間の問題になったところで、
とうぜんだと思います。


またこの反対派(非共存派)は、
「不特定多数の他者って事を指している」
とも言っています。

「松ぼっくり」と「筑後守」は、
選択的夫婦別姓の導入で影響を受ける
「不特定多数の他者」の一員ですよ?
彼らは夫婦別姓を選択することはない
でしょうから、当事者にはならないです。


posted by たんぽぽ at 22:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ホームページアドレスがないためここに書かせていただきますが、マンガの田中梨津さんの気持ちよくわかるんです。名前に二重線書いて消す人も仕事だから仕方ないかなと思います。
非共存派が改姓しないくせにアホな理由で反対してムカつきました。
Posted by 改姓した男の人 at 2023年07月27日 02:27
改姓した男の人さま、
コメントありがとうございます。

>マンガの田中梨津さんの気持ち

やはり結婚改姓を経験すると、
よく理解できる気持ちですよね。
http://taraxacum.seesaa.net/article/500012064.html

多くのかたが理解や共感を
しめすお話だと思います。


>名前に二重線書いて消す人も

こちらは実際に業務をするかたの
責任というより、そうするように手続きを
決めた人の責任になりそうです。


>非共存派が改姓しないくせに

まんがのツイートも、残念ながら
反対派(非共存派)の無神経な
リプライがたくさん来ています。
なげかわしいことです。
https://twitter.com/ohba08/status/1674613764518457350


「たんぽぽのなみだ」ブログは、
嫌がらせよけにと思って、
ウェブサイトのアドレスを
入れるようにしたのでした。

設定を変えて、ウェブサイトの
アドレスを入れなくても、
コメントできるようにします。
よろしければ「たんぽぽのなみだ」にも、
コメントをたくさんお寄せくださいね。
Posted by たんぽぽ at 2023年07月27日 21:53
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