2023年07月01日

男性は夫婦同姓で疑心暗鬼になる

6月25日エントリの続き。

「妻が望まなくても改姓させて、
夫婦同姓にしたい男性は、若いうちから
そう思っている」というお話をしました。

 
いまはなき安倍晋三も、「選択的夫婦別姓が
導入されて、妻が旧姓にもどすと
言い出したら問題だ」と、日本会議の機関誌
『日本の息吹』に書いています。

別姓問題で見落とされているのは、
「別姓法案」が成立すると、これから
結婚する人ばかりか、すでに結婚されている夫婦も、
1年か2年の経過期間にもう一度
同姓のままでいいか、別姓にするのかを
選び直すことができるようになるんです。
例えば、もし私の両親が生きていれば
両親も含めて1~2年のうちに選び直す。
女房からいきなり「やっぱり
私は元に戻します」、ということが起こる。
これは相当社会や家庭に遠心力を
働かせていくのではないかと思います。



安倍晋三は「これは相当社会や家庭に
遠心力を働かせていくのではないか
と思います」とも書いています。

旧姓にもどしたい妻というのは
それだけ日本にたくさんいると思っている、
ということになるでしょう。


現在妻が改姓して夫婦同姓に
なっているケースでも、選択的夫婦別姓の
導入によって妻が旧姓に戻すと言うと
決まってはないです。

じつはまだなにも言わないうちから
「日本中の相当数の妻が旧姓にもどすと
言い出す」と思っているということです。
安倍晋三はそれだけ疑心暗鬼に
なっているものと思います。

妻に望まない結婚改姓を押し付けた
意識があって、そうした状態を
長く続けているうちに、疑心暗鬼が
つのってきたのかもしれないです。

「男性は夫婦同姓で疑心暗鬼になる、
すばらしいと思うのではなくて」ということに
なるのではないかと思います。



付記1:

『日本の息吹』に記事が掲載された
2021年9月現在で、安倍晋三は66歳でした。

歳は重ねているし婚歴も長くなっています。
なので「歳を重ねることで夫婦同姓で
疑心暗鬼になった」可能性もあります。



付記2:

「妻が旧姓に戻すリスク」と言っていた人
プロフィールで35歳と書いています。
この選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は
歳を重ねなくても、夫婦同姓で
疑心暗鬼になっているようです。

「妻が旧姓に戻す「リスク」を検討しない?」

posted by たんぽぽ at 12:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
離婚するわけじゃないからどっちでもいいじゃんと思います。
Posted by 改姓した男の人 at 2023年07月02日 20:10
改姓した男の人さま、
コメントありがとうございます。

選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)の
男性は、離婚しなくても、妻が自分の苗字を
名乗らないのは許せないみたいです。


「妻が旧姓に戻したら離婚だ」
なんて息巻く、地方議員もいました。
http://taraxacum.seesaa.net/article/486169204.html

彼らは妻が旧姓に戻すくらいなら、
離婚したほうがまし、と考えているようです。
Posted by たんぽぽ at 2023年07月03日 22:09
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