1月3日エントリで、統一教会の
被害者救済法が成立したことを
少しお話しました。
「統一教会・被害者救済法が成立」
ここで心配なのは、被害者救済法が
成立したことで「ひと区切りついた」
雰囲気になって、統一教会問題は
「おしまい」にさせられないか、
ということがあると思います。
旧統一教会問題受けた被害者救済法 参院で可決・成立 | NHKまだまだ最初の一歩です。これでやった感を出して幕引きなどにならないよう、政府や国会にはきっちりお願いしたいところ。
2022/12/10 19:01
前にお話しましたが、統一教会に
関しては、日本社会のいたるところ、
やましい人たちばかりです。
「安倍晋三の死を悲しめない日本社会」
「テロリストを糾弾できない日本社会」
彼らは統一教会問題なんて、
早く「おしまい」にして、
もみ消したいと思っているでしょう。
とくに政権与党の自民党が
統一教会問題をもみ消して
うやむやにしたい大勢力であることは、
「もみ消し」の原動力として大きいと思います。
今回の被害者救済法の成立は、
統一教会問題の全体から見れば
「はじめの一歩」程度です。
このあとも追求することは、
まだまだたくさんあります。
とくに重要なこととして、
統一教会の加害者の処罰がまったく
なされていないことがあるでしょう。
本来なら、統一教会は現時点でも
なんらかの処罰を受けていいはずです。
解散か宗教法人資格の停止処分を
受けて妥当なくらいです。
また政治家(とくに自民党)と
統一教会の癒着を厳しく制限や禁止する
法案も定めるのが本来だと思います。
現時点でも、統一教会と関わりの
深いことがはっきりした自民党議員は
処罰されていいくらいです。
統一教会の現時点での処罰や、
自民党との癒着に関する禁止や制限は、
いまのところ法律を定めようという
動きにはまったくなっていないです。
日本社会のあちこちに蔓延する、
「統一教会問題を早くもみ消したい」
という雰囲気にあがなえるよう、
追求側は心してかかる必要があります。
統一教会問題の追求は、いつもみ消されて、
フェードアウトになるか
わからない状況にあると言えます。
つねに「風前のともしび」であると
思ったほうがよいでしょう。