2022年12月28日

安倍晋三の死を悲しめない日本社会

安倍晋三の銃撃死を心から悲しんで
いる人たちは、あまり多くなさそうだ、
という印象をお持ちのかたがいます。

 


安倍晋三の銃撃死を悲しんでいる様子が
社会の中にあまり見られないのは、
わたしも感じていました。

同じようなことを思っているかたは、
実は結構いるのではないかと思います。


安倍晋三の惨劇を悲しむ様子が
あまりないのは、どこのどなたさまも、
統一教会に関することのほうが
大事だからではないかと思います。

自民党のお歴々はなんといっても、
自分たちが統一教会と癒着してきたことが
明るみになることにどう対処するかが、
最大の関心ごとになったのでしょう。

自民党は統一教会と家族イデオロギーを
共有できるゆえに結びついています。
そして自民党は統一教会から
選挙活動や秘書提供などで
多大な支援を受けています。

「ジェンダー差別・カルトと政界の接点」
「安倍・自民党の政権獲得と統一教会」
「自民党・安倍長期政権と統一教会」」
「統一教会との関係・自民党の自己点検」

そんなことが世論に知られたら
猛烈な批判を受けるでしょう。
最悪の場合、選挙にも影響が出て
自分たちは議席を失なう可能性があります。


自民党を支持する「保守系論客」たちは、
自分の支持政権・支持政党が
統一教会に支えられてきたことを、
どうやって自分の中で折り合いをつけ
正当化するかが大事になったのでしょう。

「保守系論客」たちは自民党・安倍政権の
威光をかさに着て自分の立場を保っています。
その自民党がカルト教団に
支援されているとあっては、
自身のよって立つ基盤が揺らぎます。

「統一教会を擁護する「保守系論客」」
「「保守系論客」による統一教会擁護の傾向」


自民党を支持する一般の有権者たちは、
とにかく自民党から統一教会を
排除することが、もっとも
大事になったと思われます。

評価を支持を続けてきた政党・政権が
カルト漬けという不愉快きわまりない
状況を早く解消して、安心して
自民党を支持できるように
なりたいのだと思います。


大手メディアは、信者からどんな
嫌がらせをされるかわからないので、
統一教会の報道はできればしたくないです。

それでもこれだけ統一教会が世論で
問題視され、対応が急がれている以上、
統一教会のことを報道しないわけには
いかなくなっています。

「自民党と統一教会・マスコミの報道姿勢」

かかるジレンマをどのように
対処するかが、大手メディアの
最大の関心ごとだったと思います。


統一教会に関しては、そこらじゅう
やましい人たちばかりということです。
それゆえ彼らは安倍晋三の死を
声を大にして悲しむことが
できないのだろうと思います。

声を大にして悲しんだら、
自分たちがうやむやにしてもみ消したい
統一教会のことが、どうしても
蒸し返されることになるからです。

彼らは自己保身のために、安倍晋三の死に
関しては「泣き寝入り」せざるを
えなかった、ということだと思います。


posted by たんぽぽ at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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