11月23日エントリで、山際大志郎が
統一教会との関係が原因で、経済再生相を
辞任したことをお話しました。
「山際大志郎・経済再生相を辞任」
なにを思ったか池田信夫氏が、
この山際大志郎の辞任に関して、
「日本が法治国家を辞めた事件だ」
などと言っています。
なんでも池田信夫氏に言わせると
統一教会との「接点」だけで
山際大志郎は辞任するのだそうです。
「接点」だけで辞任する前例をつくったら何でもあり。日本が法治国家をやめた記念すべき事件だ。次は萩生田政調会長だな。 https://t.co/fhqjN2d53G
— 池田信夫 (@ikedanob) October 24, 2022
山際大志郎の経済再生相辞任は、
統一教会との「接点」だけではないです。
「接点を否認してはあとからばれる」
という不誠実な態度を繰り返した
ということがあります。
「辞任に追い込まれた山際氏 旧統一教会総裁との面会写真、迷走あらわ」
(はてなブックマーク)
岸田文雄首相は8月の内閣改造を前に、
教団との関係を点検し、見直すよう指示。
つながりが明らかになった閣僚は
ほぼ全員を交代させた。
しかし、山際氏は教団との関わりについて
あいまいな説明を続け、教団との接点を
明かしたのは、留任が決まった直後だった。
ところが、その後も報道や外部の指摘で、
次々と接点が発覚する。
山際氏は接点が明らかになるたびに、
「丁寧に説明したい」と述べつつ、
あいまいな説明を繰り返した。
自ら公表せず、指摘された事実に限って
少しずつ認めていく姿勢には批判が集まった。
山際大志郎は、統一教会総裁の
韓鶴子と集合写真を撮っているし、
直接会話をした可能性もあります。
この名古屋の会合も特別な立場で
招待されたと考えられます。
山際大志郎は統一教会とは懇意な
関係にあり、単に「接点」があった程度の
レベルではない、ということです。
「山際大臣が旧統一教会との関係公表に消極的なのは…上層部とズブズブではと多田文明氏が指摘」
《韓鶴子総裁と多少なりとも
言葉をかわしたとすれば、旧統一教会との
関わりが深かったということになります。
というのも、一般の信者らが、
韓総裁と直接話す機会などまずありませんので、
かなり特別な立場で招待され、
参加したとみてよいでしょう》
《これまでのイベントに祝電を
打ったなどの議員の比ではありませんし、
どこかの教団の関連団体で講演をした
議員のはるか上をいく、教団とのつながりを
示すものといえるかと思います》
これだけのことがある山際大志郎の辞任を、
統一教会と「接点があっただけ」とする
池田信夫氏は、問題のはなはだしい
矮小化をしているというものです。
このような「矮小化」は、擁護する側には、
ありがちなことではあると思います。