9月25日エントリでお話した、
自民党と統一教会の関係について、
マスコミは信用できないという趣旨の
はてなブックマークの続きです。
「自民党と統一教会・マスコミの報道姿勢」
現在、報道が政権批判よりなのはあと3年間は選挙がないから。この状況なら安心して政権を叩けるから叩いているだけ。選挙が近くなればまた報道が提灯記事になり、自民党が勝つ。そして日本は沈んでいく。 / “岸田内閣支持29% 7ポイント減、3割割る 毎日新聞世論調査 | 毎…” https://t.co/kLaOT9aeT0
— 地下猫 (@tikani_nemuru_M) September 18, 2022
このブックマークも、「たんぽぽのなみだ」
ブログのエントリも、大手マスコミは
自民党を選挙で勝たせようと
することを、前提にしています。
このあたりは前にお話したことがあります。
ここであらためてお話しておきます。
「維新の支持回復とマスコミの体質」
「橋下を慰留するマスコミ」
日本の大手マスコミは、おそらく
立憲民主党のような正統な
オルタナティブが政権を取ることを、
歓迎していないものと思います。
自民党への批判が強まったとき、
反自民の世論を誘導できる
政治勢力があれば、マスコミはそちらへ
支持を流そうとするものと思います。
具体的には小泉政権や維新がそれです。
わたしが想像するのは、マスコミ各社は
正統的な政治改革をじつは歓迎しないから
ではないか、ということがあります。
それで「カイカク」を標榜する勢力や
政治家が現れると、それを必要以上に
もてはやすことで、国民の関心をそちらへ
惹き付けて、正統的な政治改革から
支持をそらそうとするのではないかと思います。
そうだとすると、10年前にコイズミを
もてはやしたのも、この理由と
いうことになると思います。
日本のマスコミは自民党政権を
こころよしとはしていなさそうに思うのですが、
さりとて正統的な政治改革を望んでも
いないのではないかと思います。
彼らもその程度には「既得権益者」
ということだと思います。
そういえば、2009年8月に民主党が
政権を取ったすぐあと、各新聞社はこぞって
「民主党政権は豹変せよ」なんて
社説に書いていたのでした。
「 鳩山由紀夫に「君子豹変」を推奨した各紙社説を批判する毎日新聞社説に関するメモ」
反自民の世論を誘導できる政治勢力が
ないときは、大手マスコミは
立憲民主党などの野党を叩いて、
支持が流れないようにするのでしょう。
そして自民党へ支持が流れるよう
大手マスコミは誘導するものと思います。
つぎの選挙までまだ3年あります。
それゆえ自民党と統一教会の
癒着に関して、マスコミは自民党の
支持率低下をあまり気にせず、
批判を展開できることになります。
3年後の選挙のときには、
世論は統一教会のことには関心が
なくなっているだろうと思います。
そのときに大手マスコミは、
また自民党を持ち上げる
報道をすればいいということです。
それで有権者諸氏はまた自民党を
選挙で勝たせるでしょう。
「統一教会と自民党・今後の選挙の予想」