自民党と統一教会の密接な関係を
はじめて知った人は衝撃が大きすぎて、
おかしな方向に向かったりしないかと、
心配をするツイートです。
わたしも同じような心配をしています。
今回の事件で初めて統一教会を知った人も多いと思う。
— Shin Hori (@ShinHori1) July 13, 2022
そういう人の中には、衝撃が大きすぎて、悪の秘密結社が日本の中枢を乗っ取ってるみたいな、あまりに誇大な現実離れしたイメージに囚われてしまう人がいるのではないかという点も逆に心配
→
→
— Shin Hori (@ShinHori1) July 13, 2022
自民を悪や利権の巣窟のように考えるのは良いとして、それは自民が様々な各業界や地域の利害の政策的調整に関わっているということであり、そこに自民の強さや怖さがあるわけである。
統一教会もその利害関係勢力の一つであり、別に謎の魔王軍みたいな立場で自民を支配してるわけではない。→
→
— Shin Hori (@ShinHori1) July 13, 2022
こういうのは正しく警戒することが必要で、あまりにも過大なイメージを抱くと、むしろ統一教会に実際に接した時に「意外にまともじゃん」と感じて反動で引き込まれたり、"我々は悪の統一教会と戦う"と称する別なカルトに誘われたりする危険もある。
今回の銃撃事件によって自民党と
統一教会の関係を知ったかたは、
少なからずいるだろうと思います。
そうしたかたは、ことの荒唐無稽さに
衝撃も大きいのではないかと思います。
わたしも2006年の祝電事件で、
自民党と統一教会との関係をはじめて
知ったときは、とても衝撃的でした。
前のエントリでお話しましたが、
2006年の祝電事件の当時、
自民党と統一教会の関係を問題にした
政治ブログ書きがたくさんいました。
そんな政治ブログ書きの中には、
リチャード・コシミズのユダヤ陰謀論や、
「9.11同時テロ自作自演説」のような
「とんでも」に傾倒する人が、
少なからずいました。
彼らが「とんでも」に走るという
はなはだ残念なことになったのは、
祝電事件のせいもあるのではないかと、
わたしは思っています。
「自民党と統一教会が癒着なんて
荒唐無稽なことが現実なのだから、
きっとこんな陰謀も真実に違いない」
とでも思ったのでしょう。
今回の安倍晋三の銃撃事件で
自民党と統一教会の緊密な関係を
知ったかたは、どうか衝撃がすぎて
おかしな「とんでも」に
走らないことを祈るばかりです。
自民党や統一教会を追及するサイドが
そんな「とんでも」に走ったら、
追及は失速するでしょう。
追及する側の説得力がなくなるし、
また自民党や統一教会のサイドから
反撃する格好の隙になります。