婚姻数が戦後最低、未婚率が過去最高と
なったことをお話しています。
「婚姻数が過去最低・未婚率が過去最高」
「日本人の結婚への関心、依然高いが…男性25%・女性16%が「生涯未婚」」
ここでは「結婚しない人が
増えることは問題だ」ということを、
暗黙の前提にしていると思います。
【急減】男性25%・女性16%が生涯未婚、日本で進む「結婚離れ」https://t.co/wAEZaUzUAS
— ライブドアニュース (@livedoornews) June 11, 2022
リクルートブライダル総研所長は「日本人の結婚に対する価値観は、この40年間で大きく変化した」と語る。ただし、海外の先進国などとの比較では、結婚への関心は依然として高いともいえるという。 pic.twitter.com/SQ7SvBrCH3
非婚者が増えることは本当に
問題かということがあります。
ライフスタイルの多様化という
観点から見れば、非婚者が増えるのは
なんら問題ないことです。
だれもが結婚しなければならないと
決まっているわけではないです。
未婚率の上昇はむしろ
このましいとさえ言えます。
結婚離れは多様性という面ではむしろ進歩と言える。結婚しないライフスタイルも別に変わったことではなく、”普通のこと”になったのは良いことだ。問題は、結婚しないことを結婚”離れ”などとネガティブなイメージを押し付ける日本社会のほうだ。結婚した方が幸せに決まってる、という価値観の方だ。 https://t.co/sTBJ7epI12
— 九鬼(くき) (@corgen1212) June 11, 2022
1960年代の高度経済成長期までは、
50歳時の未婚率は2%もなかったです。
このような時代の感覚で
「人はみな結婚するのが当然」と考えて、
未婚率の上昇を問題視する
ということかもしれないです。
これは「国民皆結婚」と言える
状況だった高度経済成長期のほうが、
特例だったのではないかと思います。
「人はみな結婚するのが当然」という
考えは、ライフスタイルの多様性に
逆行することはあきらかです。
結婚に興味のない人だけが
結婚しないのではない、結婚したいのに
結婚できない人もいるから問題だ、
ということでしょうか?
結婚したいけれど結婚できない
という人たちは、未婚者の中に
おそらく一定数いるのでしょう。
それはたしかにライフスタイルの
多様化の観点からも問題になります。
なので、ここではひとまず
そう考えておくことにします。