2022年06月16日

非婚者が増えることは問題か?

「たんぽぽのなみだ」ブログで、
婚姻数が戦後最低、未婚率が過去最高と
なったことをお話しています。

「婚姻数が過去最低・未婚率が過去最高」
「日本人の結婚への関心、依然高いが…男性25%・女性16%が「生涯未婚」」

ここでは「結婚しない人が
増えることは問題だ」ということを、
暗黙の前提にしていると思います。

 


非婚者が増えることは本当に
問題かということがあります。
ライフスタイルの多様化という
観点から見れば、非婚者が増えるのは
なんら問題ないことです。

だれもが結婚しなければならないと
決まっているわけではないです。
未婚率の上昇はむしろ
このましいとさえ言えます。



1960年代の高度経済成長期までは、
50歳時の未婚率は2%もなかったです。

このような時代の感覚で
「人はみな結婚するのが当然」と考えて、
未婚率の上昇を問題視する
ということかもしれないです。

これは「国民皆結婚」と言える
状況だった高度経済成長期のほうが、
特例だったのではないかと思います。

「人はみな結婚するのが当然」という
考えは、ライフスタイルの多様性に
逆行することはあきらかです。


結婚に興味のない人だけが
結婚しないのではない、結婚したいのに
結婚できない人もいるから問題だ、
ということでしょうか?

結婚したいけれど結婚できない
という人たちは、未婚者の中に
おそらく一定数いるのでしょう。
それはたしかにライフスタイルの
多様化の観点からも問題になります。

なので、ここではひとまず
そう考えておくことにします。


posted by たんぽぽ at 21:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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