2022年03月24日

「親子同姓がいい子どもが20%」ではない

「どっこいしょ」という選択的夫婦別姓の
反対派(非共存派)が「親子同姓を
望む子どもが20%」と前に
言っていたことがありました。

「「夫婦別姓希望は4%」の根拠はなにか?」

この「20%」の出典とおぼしき調査を
「どっこいしょ」がしめしました。
それをご紹介したいと思います。

 

この調査がどんなものかは
のちほどくわしくお話します。
これは高校生と中学生を対象に
「家族のキズナが強まった経験」について、
3つまで答えてもらうものです。



「どっこいしょ」がスクリーンショットを
貼った表を見ると、「家族のキズナが
強まった経験」として、「同じ姓を
名乗ること」が20%程度あります。

父親とのキズナは23.3%、母親との
キズナは20.1%、きょうだいとの
キズナは19%の中高生が、
「同じ姓を名乗ること」を選んでいます。

これをもって「どっこいしょ」は
「親子同姓がいい中高生が20%以上」という主張を
展開していたということです。


この調査が示していることは
「家族のキズナを強めた数ある経験の
ひとつ」として「同じ苗字」があるという
中高生が20%程度いる、ということです。

「親子で同じ苗字がいい中高生が20%」
ということではないでしょう。


「『同じ苗字』は家族のキズナを
強める経験となったが、かならず親子で
同じ苗字でありたいとは思わない」と
思っている中高生も一定数
いることが考えられるからです。

例によって(?)「どっこいしょ」は
都合がいいように調査結果を曲解した、
ということだろうと思います。


posted by たんぽぽ at 23:16| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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