「妻が旧姓に戻したいと言ったら困る」は
もともと選択的夫婦別姓の反対派
(非共存派)としては、言ってはならない
ことだったと思われます。
それを反対派(非共存派)が言うのが
眼につくようになったのは、
「妻が旧姓に戻すと言ったら離婚だ」と言う
男性議員が出てきたあたりから
ではないかと思います。
かかる発言は、「選択的夫婦別姓・
全国陳情アクション」が陳情を持ちかける
議員を対象にした勉強会を開いたときに、
男性議員から出てきたのでした。
「夫婦別姓・知ろうとしない人たち」
「論文、選挙、子連れ再婚…夫婦別姓なくて困る女性と「妻の不倫」心配する男性」
(はてなブックマーク)
議員と話す中で感じるのは、
選択的夫婦別姓への偏見だ。
「法改正などしてうちの妻が
元の姓に戻りたいと言ったら離婚だ。
責任を取ってくれるのか」
この男性議員の発言を見て、
「このようなことを言ってもいい」と
一般の反対派(非共存派)も
自信を持ったのかもしれないです。
夫婦別姓のニーズを否定するために
「妻は喜んで改姓した」なんて
取り繕わなくても、「妻が旧姓に戻すと
言うと困る」と正直に言っても
選択的夫婦別姓に反対できると
思うようになった、ということです。
あるいは、反対派(非共存派)は、
「自分たちは追い詰められている」
という意識があるのかもしれないです。
追い詰められると、取り繕う余裕がなくなり、
自分に正直になってきます。
「妻が旧姓に戻すと言い出したら
困る」と言う(もしくはこれを支持する)
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は、
「愛情の証」「家族の一体感」幻想の
主張は断念したと言えるでしょう。
「家族の一体感」を主張する
反対派(非共存派)も、ひとむかし前より
減ったように思います。
「妻が旧姓に戻すと言ったら困る」
という主張が、幅を利かせるように
なったせいかもしれないです。
論理崩壊もはなはだしい反対派
(非共存派)たちですが、あきらかに
矛盾することを同時に言わない
という「配慮」はあるみたいです。
こちらにコメントありがとうございます。
>「妻が元の姓に戻りたいと言い出す→離婚」
>というのはよくわかりません。
>離婚というのは妻側から言うのか、夫側から言うのかも
「離婚」は夫から言い出します。
このような男性は、妻は自分の苗字に
改姓して夫婦同姓にならなければ
気に入らない、ということです。
それゆえ妻が旧姓に戻すなんて許せない、
そんなことを言うなら離婚だと、
かかる男性は息巻くことになります。
こちらにコメントありがとうございます。
>夫婦別姓って離婚しないで元の姓に戻す事もできる
選択的夫婦別姓の導入前から
結婚して夫婦同姓になったかたは、
「移行措置」として一定期間、夫婦別姓に
切り替えることが認められると思います。
問題の男性は、自分の妻が改姓して
自分の苗字を名乗らないことが許せない、
ということだと思います。
いったん離婚して再婚しないと、
夫婦別姓になれないのかと
心配しているのではないでしょう。
こちらにコメントありがとうございます。
このような男性は、妻を自分の苗字に
改姓させて夫婦同姓でなければ
気に入ららないのだと思います。
それゆえかかる男性は、妻が旧姓に
戻したいと思っても、そんな妻の好きに
させるわけにいかないことになります。
>夫は名字そのままだから何が困るのかわかりません
かかる男性は、自分の苗字がそのままなのは
当然で自明のこととしています。
それに加えて、妻を改姓させて自分の苗字を
名乗らせないと「困る」ということです。