2021年12月22日

夫婦別姓・親子の利害対立はあるか?

12月17日エントリの続き。

「夫婦別姓を望む人たちは4%以下で、
親子同姓をのぞむ子どもは20%以上」
などという、根拠不明の数字を出す
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)の続き。

 


「夫婦同姓を望む20%の子ども」
とやらの中に、親が夫婦別姓
という人は、どれだけ含まれるのか、
という疑問もあります。

親が夫婦別姓という子どもが
その中にいなければ、
この反対派(非共存派)が主張する
「利害の対立」は存在しないです。



現在でも事実婚や国際結婚で
夫婦別姓の家庭は日本にもあります。
また親の離婚などさまざまな
事情で親子で苗字が異なる
ケースもたくさんあります。

「子どもの気持ちを考えてください」
「子どもの目線からの選択的夫婦別姓」

そうした子どもたちが
親と同じ苗字になりたいとか、
両親は夫婦同姓がいいと言っている
というお話は聞かないです。

最初の選択的夫婦別姓の反対派
(非共存派)が主張するような
「利害の対立」は報告がないということです。


この反対派(非共存派)が
存在を信じている、親子のあいだの
苗字に関する「利害の対立」なるものは
どこにあるのかと思います。

「4%」「20%」の数字の根拠も
薄弱ですが、かかる「利害の対立」の
存在も根拠が薄弱です。


posted by たんぽぽ at 22:40| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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