2021年12月16日

相続詐欺が頻繁に起きる「別姓社会」?

前のエントリの続き。

夫婦別姓だと相続詐欺が起きやすいと
主張する選択的夫婦別姓の反対派
(非共存派)は、「別姓社会では相続詐欺が
頻繁に起きている」とも言っています。

 

どこの「別姓社会」のことかと思います。
わたしも知らないですよ。


それ以前に「別姓社会」とは
なんのことか?とも思います。
スペインやフランスのような夫婦別姓が
原則の国のことでしょうか?

それとも多くの欧米の民主主義国のように、
すでに選択的夫婦別姓を導入した
国のことでしょうか?

夫婦別姓が原則の国と選択的夫婦別姓を
導入した国を合わせれば、
世界中のほぼすべてになります。
世界中で苗字が原因で相続に関する詐欺が
多いと言いたいのでしょうか?


最初の選択的夫婦別姓の反対派
(非共存派)は、「別姓社会で相続詐欺が
頻繁に起きている」という根拠を
示すことだと思います。

夫婦別姓が原則の国で相続詐欺が多い
統計や調査とか、苗字に関する
相続詐欺が起きた有名な事件とか、
そういったものを、最初の反対派
(非共存派)はしめしてほしいです。

最初の反対派(非共存派)は、
「別姓社会で相続詐欺が頻繁に
起きている」ことを「知っている」と
豪語しているのですから、
こうした根拠は示せるはずです。



付記:

まさか「別姓社会=中国、韓国」で、
「中国、韓国は相続詐欺が頻繁に
起きている」などという、
まったく根拠のないことを
考えているのではないですよね?

そこまでレイシズムべったりで
「べた」すぎることは考えていない
だろうとは、さすがに思います。
そういうことにしておきます。


posted by たんぽぽ at 22:26| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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