11月15日エントリで、立憲民主党は
共産党との共闘のために、連合を遠ざけ
すぎたことについてお話しました。
このエントリで紹介した朝日新聞の記事で、
代表を若手がつとめるのがよいという、
立憲民主党内に世代交代の主張が
あることに、少し触れられています。
「立憲党内に世代交代論」
この世代交代の有効性も、わたしは懐疑的です。
「若手はだめ」というのではなく、
若手が代表になっても、そうでない場合と
くらべて、取り立てて状況は
変わらないだろうということです。
立憲民主党の上の世代は、旧民主党時代の
ネガティブなイメージが残っている
という意見もあるかもしれないです。
わたしに言わせれば、現在の立憲民主党、
国民民主党の顔ぶれには、
旧民主党のネガティブなイメージは
ほぼ残っていないと思います。
2017年10月立憲民主党の結党と、
続く衆院選の成果が、旧民主党のイメージを
「ロンダリング」したように思います。
2005年の郵政選挙で大敗した
旧民主党は、世代交代を主張して
若手の前原誠司が代表になりました。
それでなにかよかったかと言われると、
わたしは取り立ててないと思います。
前原誠司がだめという意味ではなく、
若手を起用したことによる効果が
あったとも思えないということです。
前原誠司が辞任したあとは、
小沢一郎が旧民主党の代表なりました。
1990年代の政治改革以前の
「古い自民党」のイメージが残って、
あまり印象はよくなさげだったと思います。
それでも小沢一郎は2007年の参院選で、
旧民主党は大勝し、「逆転の夏」と
なったことは言わずもがなです。