立憲民主党などの野党ではなく、
維新に支持を移す人たちが一定数います。
衆院選の情勢報道の序盤を見ても、
立憲民主党は20議席程度の増加と
小幅増ですが、維新は30議席程度獲得と
3倍近くになると推計されています。
「2021年衆議院選挙・10月19日に公示」
「衆院選序盤・野党共闘で接戦の選挙区が多数」
維新なんて「自民党の補完勢力」なのに、
なぜ自民党のオルタナティブになると
思っているのかと、維新に支持を
移す人たちが案外多いことを
ゆゆしく思うかたも多いと思います。
これは与野党の選挙舌戦から距離を置きたい、しかし維新が自民よりも右派政党で自民の補完勢力である事実を知らない層=都民ファ層が、安易に維新に流れてしまう感じですね。
— Ikuo Gonoï (@gonoi) October 25, 2021
自民が単独過半数確保の勢い、立憲はほぼ横ばい 朝日情勢調査 [2021衆院選]:朝日新聞デジタル https://t.co/GUPcPZF6qD
他方、こちらは共同通信の電話による世論調査。朝日ほどの極端な数字は見受けられません。先日ツイッター社がアルゴリズムで日本でも右派保守のほうが通りがよいという結果が出たので、ネットの方は維新以外の野党不利という傾向が一定程度強くなると想定してもよいでしょう。https://t.co/VChWeYQkrg
— Ikuo Gonoï (@gonoi) October 25, 2021
維新は政策や理念が自民党に近いです。
それゆえ自民党に不満をもった層が、
支持を移しやすいものと思います。
維新は「自民の補完勢力」だから、
支持や票が安易に流れるということです。
自民党に不満な層は保守系第三極に
流れやすい、そうした「自民党に不満な層」の
受け皿として、維新はまだまだ健在
ということなのでしょう。
「反自民党ならどこでもいい」層とか、
「維新が『自民党の補完勢力』だと
知らない」層もいるだろうと思います。
それゆえ「立憲民主党などに入る
はずだったのに維新に取られた票」も
一定数あるだろうとは思います。
それでもそれは、維新に入った票
全体のうち一部ではないかと思います。
維新に入った票の多くは、
もともと立憲民主党など維新以外の
野党には入らないと思ったほうが
よさそうに思います。
むしろ「自民と維新とで票を
取り合っている」と考えたほうが
実態に近いだろうと思います。